
近年流行っている退職代行。ブラック企業やパワハラの上司、職場が増えてきたため、退職代行業者の数も年々増加傾向にあります。優良な退職代行業者を選ぶために必要な要素として「口コミの確認」が重要視されます。そこで、今回は退職代行の口コミを確認する際の注意点をご紹介します。
目次
民間の退職代行は要注意。口コミを確認しよう

民間の退職代行業者のHPを見てみると、謳い文句としてよくあるのが「退職率99%」と言う文言。基本的に従業員は法律で退職の自由が守られているので、退職届を提出すれば、会社は受理をする義務があります。しかし、問題は「スムーズに辞められるか」というところ。
民間の退職代行業者に依頼して泥沼になって有料オプションを払い、裁判沙汰の一歩手前となり、上司と面談しなければならなくなり……こうして退職できたとしても、「余計問題が大きくなった」、「自分でやった方がよかった」となってしまいます。大切なのは、どれだけ自分が手間いらずに辞めることができるかとなります。そこで民間の退職代行を利用する際の決めてとなるのが口コミとなります。
退職代行を決める。悪い口コミの有無を確かめよう

民間の退職代行業者の紹介サイトで口コミを確認する場合は、まずは「悪い点が紹介されている口コミ」を見てみるのがいいでしょう。当該退職代行業者の口コミの悪い点の中で「返信が遅い」、「対応が冷たい」というものであれば許容することができますが、「上司に呼び出された上、業者は助けてくれなかった」、「依頼の進行中に勝手にお金を返金されて、逃げられた」といった、むしろ問題が大きくなったような口コミが見られる退職代行業者は選ばない方がいいでしょう。
ちなみに、民間の退職代行ではこのようなトラブルが実際にあります。民間の退職代行の場合は弁護士と異なり、どの会社でも何の経験もなしにサービスをはじめることができるので、「退職代行業者が途中で逃げる」といった事態が時折見られます。
退職代行業者の選び方。どこまで口コミを重要視するのか

退職代行業者を選ぶ上で、大切なのは「実績」と「トラブルが起きたときの対応範囲」です。口コミでそれらが分かればいいのですが、「よかった」、「対応が早かった」など、あまりタメにならない意見ばかりが見受けられる場合は、それほど口コミを重要視する必要もありません。
また、退職するにあたって、会社の性格や出方、パワハラの有無などは会社それぞれでケースがまったく異なるので、口コミだけを信じてしまうのはあまりよくありません。
基本料金も気を付けよう。案件とトラブルが多くなれば追加料金もかかる

退職代行を依頼する際は、基本料金にも落とし穴があります。退職代行の基本料金が安い場合は、退職の意向を電話で伝えるだけしかやってくれないため、もしトラブルが起きたり、会社側との間で問題が発生した場合は、解決に追加料金が発生します。また、料金関連の口コミはあまり見受けられないので、実際退職代行業者を選んだあとは、料金の内訳や別料金が発生する場合などをよく質問しておくといいでしょう。
退職代行業者は口コミで決めていい?

退職代行を決めるさい、口コミはあくまでも主観的な感想の1つでしかないことは覚えておきましょう。また、サイトの中にはサクラの意見もあるため、どの口コミをどこまで信じるべきかは、自分自身となります。
ただし、実績がきちんとある有名どころであれば、それほどサービスの質に差はないはずです。是非、さまざまな角度から吟味して退職代行業者を選んでみてください。
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