会社に行きたくない。原因別対処法と行動すべきことを解説

「会社に行きたくない」と考える場合の原因別の対処法、及び明日から行動すべきことを具体的に解説します。今の会社から逃げたいという人や、朝に吐き気や涙が出る人は必見です。

会社に行きたくない理由「職場の上司との人間関係が悪い」ときの対処法

会社に行きたくない理由に「職場の上司との人間関係」を挙げる人は、20代から40代の会社員に非常に多くいます。職場の上司との人間関係は平社員から中間管理職の人まで幅広く悩める問題となり、その根本的な原因は「職場を変えない限り解決が難しい」ことが挙げられます。

人事がしっかりと機能している会社であれば、担当と面談して部署や勤務地の異動願いを出すことも可能かもしれませんが、現在悩んでいる多くはそのような状況ではなく、「上司に嫌われたらお終い」という職場に日々出勤しているはずです。

このように上司との人間関係を起因として、会社に行きたくないと考えている人は、できるだけ早く今の職場に見切りをつけて退職するのが望ましいと言えます。

朝起きて出勤の準備を始めると、途端にうつになり吐き気がする。あるいは涙が出るという人も少なくありません。「会社から逃げたい」、「もう会社に行きたくない」と毎朝考えるようになったら、それは心の黄色信号です。

上記のような症状はうつ病、狭心症、適応障害、自律神経失調症などが当てはまり、一度発症すると根本的な原因を解決しない限り完治ができないリスクがあります。

会社を退職する前に休職制度を利用するのも一つの手となります。休職できる期間は企業によって異なりますが、数か月から1年程度の休職が仮に許されたとしても、実際のところうつ病のような症状は完治できないことが想定されます。

休職期間中はうつ病の原因となる職場に行くことがないため健康的な生活をおくることができますが、その一方で休職を終えてしまうと、再び元の職場に戻されるため、うつ病が再発する可能性が高いです。

会社に行きたくない40代も実は全国的に増加基調にあります。勤続20年の会社員も先般の新型コロナによって長期間テレワークとなり、これまでの生活ルーティンが一転し、その休み明けに心の病気が発症してしまうことがあります。

しかし、40代であれば転職はキャリアアップを目指す必要があり、「どこでもいいから」と目的なく会社を選んでしまうと、大きく年収がダウンしてしまうことが多々あります。また、40代も後半に差し掛かると転職できる幅が狭くなってくるため、現在の職場を離れたい人は、なるべく早く行動に移すのがおすすめです。

仕事の疲れやストレスが原因で会社に行きたくないと考えるのは「甘え」という人もいます。しかし、会社を転職する理由は、往々にして「今の職場に満足できない」からです。現在の業務によるストレスや心身の疲労を退職理由とするのは至極当然と言えます。

会社に行きたくない人がまず行動すべきことは「転職エージェントに登録」することです。膨大な数の求人一覧を眺めているだけでも転職意欲が湧いてきますし、今の会社よりも条件・待遇がいいところは意外と簡単に見つかるものです。

また、エージェントの担当者に現職の不満をぶつけて相談するのもいいでしょう。転職エージェントに登録したからといってすぐに転職する必要はありません。しかし、一度でも面接を受けてみると、意外と今の会社を退職する踏ん切りがつくこともあります。

会社に行きたくない人の中には、「無断欠勤」いわゆるバックレをしてしまう人も少なくありません。しかし、無断欠勤をしても会社側には退職の意図は伝わりません。会社は従業員の承諾なしに勝手に解雇することは簡単にできませんので、退職手続きが無駄に長引いてしまいます。

そのため、無断欠勤を検討するくらいであれば「退職代行サービス」を利用するのもおすすめの解決方法となります。退職代行に依頼すればすべての手続きを代行業者が代わって交渉してくれるだけではなく、退職日までの期間は有給休暇の消化や欠勤できるため、依頼した日を境に職場に出勤する必要がなくなります。

退職代行の最大のデメリットは「失敗」することです。退職代行サービスは一般企業と弁護士事務所が提供していますが、質の低い一般企業に依頼すると、辞められないトラブルに見舞われることもあります。そのようなデメリットを回避するために、退職代行を活用する際は必ず「弁護士」に依頼するようにしてください。

弁護士法人「みやび」は東京に本社を置き退職代行サービスを提供している法律事務所です。

「無料LINE相談」、「即日対応可」、「転職サポート」、「残業代・退職金・慰謝料各種請求」に対応。退職代行の利用は基本料金5万5000円（税込み）と一般企業並みの安さも特徴。