コールセンターを退職代行で辞めた体験談|クレーム対応とパワハラで限界だった32歳女性の事例
目次
この記事のモデルケース
| 業種 | コールセンター(インバウンド・カスタマーサポート) |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 年齢・性別 | 32歳・女性 |
| 勤続年数 | 3年 |
| 主な悩み | クレーム対応のストレス・精神的に限界・上司のパワハラ |
| 退職方法 | 退職代行(弁護士) |
※本記事はLINE相談事例をもとに構成したモデルケースです。個人の特定につながる情報は変更しています。
働いていたころの状況
通信会社のカスタマーサポート部門に正社員として勤務していました。最初の1年は業務を覚えることで精一杯でしたが、2年目あたりからクレーム対応の比率が上がり、精神的な消耗が蓄積し始めました。
コールセンターの日常
- クレーム対応:長時間の叱責・怒鳴り声が日常化。通話を切っても次の着信まで気持ちを整える時間がない
- モニタリング・録音チェック:応対品質を上司が確認し、細かい指摘が入る。「数字」「応答率」「平均処理時間」「クレーム率」で評価される環境
- ヘッドセット恐怖:クレームと上司からの指摘が重なるうちに、ヘッドセットをつけるだけで動悸がするようになった
退職代行ガイドには2026年5月時点で78,690件のLINE相談が寄せられています。その中でも、コールセンター勤務の方からは「クレーム対応で出勤前から動悸がする」「上司に詰められるのが怖くて退職を言えない」といった声が少なくありません。
上司からのパワハラ
3年目に入ったころ、直属の上司が交代しました。新しい上司は成績の低いスタッフに対して人前で叱責することが多く、「なんでこんな簡単なこともできないの」「向いてないんじゃないの」という言葉を繰り返す人でした。
限界を感じた瞬間
ある日、自宅で翌日の出勤準備をしていたとき、突然手が震えて止まらなくなりました。「あ、もう体が拒否している」と感じた瞬間でした。
- 休日も仕事のことが頭から離れず、リフレッシュできない
- 電話の着信音が怖くなり、プライベートの電話も取れなくなった
- 睡眠中に仕事の夢を見て、疲れたまま朝を迎えるようになった
- 食欲が落ち、体重が2ヶ月で4kg落ちた
コールセンターが「辞めにくい」3つの理由
LINE相談78,690件(2026年5月時点)の中で、コールセンター勤務の方からの相談には共通した「辞めにくさ」のパターンが見られます。
① 「慣れれば大丈夫」と言われ続ける
クレーム対応のストレスを訴えても「最初はみんなそう」「慣れてくれば平気になる」と言われ、問題が放置されることがあります。3年続けても慣れない場合、それは個人の問題ではなく環境との相性である可能性があります。
② パワハラを「指導」として受け入れてしまう
「厳しい言い方だけど、仕事のためを思って言ってくれている」と思い込み、上司の言動を自分の問題として抱え込んでしまうケースが多く見られます。人前での叱責・人格を否定するような発言・威圧的な態度が繰り返される場合、パワハラに該当する可能性があります。ただし、実際に法的な問題として扱えるかは発言内容・頻度・証拠の有無などによって変わるため、不安な場合は弁護士や労働相談窓口に確認することをおすすめします。
③ 「精神的に弱い」と思われたくない
「しんどい」と上司や同僚に言い出せない空気があるコールセンターは少なくありません。特に正社員の場合、「これくらいで音を上げるのか」と思われることへの恐れが、退職を言い出すことへのハードルをさらに高めてしまいます。
パワハラを受けている・精神的に限界という状況で、直接上司に退職を伝えることは非常に難しいケースがあります。そうした場合、退職代行という選択肢を検討してみることも一つの方法です。
退職代行を知ったきっかけ・迷った理由
きっかけは心療内科の先生の言葉
診断書をもらった後、主治医から「職場に直接行けない状態なら、誰かに間に入ってもらう方法もある」と言われました。その言葉で退職代行を調べ始めました。「会社への連絡を代わりにやってもらえるなら、自分が傷つかずに済む」と思ったのが決め手でした。
迷った点
- パワハラの証拠:「証拠がなければ退職代行も動けないのでは」と心配したが、退職代行は「辞める意思を伝える」ことが主な役割であり、パワハラの証拠は必須ではないと説明を受けた
- 上司の反応:「逆ギレされるのでは」という不安があったが、代行側が対応してくれるため自分に連絡が来ることはなかった
- 弁護士を選んだ理由:パワハラに関して法的なトラブルに発展する可能性を考え、弁護士対応のサービスを選んだ
実際に依頼してみた流れ
診断書をもらった翌日の夜、LINEで相談。「パワハラがあり、直接会社と連絡を取るのが怖い」という状況を伝えた。
料金・流れ・対応範囲の説明を受け正式依頼。診断書があるため「体調不良による退職」として進めることになった。
退職代行から会社の人事部に連絡が入る。有給消化の申請と退職日の通知が行われた。上司ではなく人事経由で手続きが進んだことで、直接対峙を避けられた。
「本人と話したい」という連絡が代行側に入ったが、「体調上の理由で対応できない」と返答してもらった。以降の連絡はすべて代行経由となった。
残有給14日を消化して月末退職。会社からの連絡は代行が一括して対応し、自分の元には一切来なかった。
辞めた後の変化
身体・メンタルの変化
- 退職後1週間は、起きても外に出られない日が続いた
- 2週間が経つころから、散歩に出られるようになった
- 電話の着信音への恐怖感は、1ヶ月ほどかけて徐々に薄れていった
- 体重は2ヶ月で元の水準に戻った
その後の選択
退職後は2ヶ月間休養し、その後は対人業務のない内勤事務職に転職しました。「しばらくは電話のない仕事がしたかった」という気持ちから選んだ職場で、現在は安定して働いています。
同じ状況の人へ伝えたいこと
「クレーム対応はどこも同じ」「パワハラくらいで辞めるのは甘え」——そういった言葉で自分の状態を正当化し続けると、気づかないうちに心が限界を超えてしまいます。手が震えた、電話が怖くなった、涙が止まらなくなった——それは体が出しているサインです。
電話対応そのものに強い不安がある方にとって、退職の連絡を自分でするのは大きな負担になります。「上司に何を言われるか怖い」「また責められそうで連絡できない」と感じている場合は、まずLINEで状況を整理するところから始める方法もあります。相談は無料です。
コールセンターを辞めたい・でも上司に言えない方へ
弁護士が直接サポート。パワハラを受けている方の相談も受け付けています。
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