工場で働く技術職の方は、なかなか職場に馴染むのが難しいと言われています。技術職はパワハラも多く、女性従業員に対してはセクハラも問題視されています。そこで、今の技術職を辞めたい方に向けて、おすすめの退職と転職方法をご紹介します。
目次
技術職で辞めたい人は実はたくさんいる!
技術職は他の業界よりも離職率は低いことで知られています。特にメーカーで働く人の中には、高給取りの技術者も多いですし、技術者が職場の環境や待遇を訴えれば、会社側が改善してくれるケースもよく見られます。これは技術者の職場はメーカーにとっての心臓部であるからです。また、技術職というのは一朝一夕でなれるものではなく、長年培う経験と知識がものをいう世界となるので、仕事を続けていく上で「自分には合わない」ということがあまりありません。
しかし、一方で、下請け工場や中小の製造業で働く技術職の人々は、決して離職率が低いとは言えません。個人の持ち込みも請け負わなければやっていけない自転車操業の会社が多いですし、会社の売り上げ減は技術職の給与や待遇にしわ寄せがいきます。
女性の技術職も辞めたいと感じる人は大勢!パワハラやセクハラも
技術職の人達は比較的年代の幅が広く、10代から60代まで満遍なく同じ職場に従業員が働いています。そのため、仕事に対する価値観や考え方が合わないことも多く、中高年世代からパワハラを受けている若手技術職の社員も多くいます。また、近年は女性の技術職も増えてきましたが、飲み会の席でのセクハラなども辞めたいと感じる原因となっているようです。特に少数の従業員で賄っている製造業では、家族のような付き合い・人間関係となるので、不満があってもなかなか口に出せないのも辞めたいと感じる理由の1つ。
技術職を辞めたい場合の最短の退職の手順
技術職をいますぐ辞めたい!という場合、まずは会社の規則を確認しましょう。会社の多くは3か月前の申告とありますが、あくまでも書面上のため、上司が同意してくれるのであればいつでも辞めることができます。しかし、問題なのは3か月経たないと辞められないケースで、「パワハラ(セクハラ)を受けているから今すぐ辞めたい」という場合。上司にパワハラの相談などをしても対応してくれないことも多いので、その場合は技術職を辞めるのも自分の人生のためと言えるでしょう。
技術職をいますぐ辞めたい場合はどうすればいい?
何かしらの事情によって技術職を今すぐ辞めたい場合は、「退職届」を上司に出すことによって、実は簡単に辞めることができます。日本は憲法で労働の自由が認められているので、退職届を出した2週間後に辞めることができます。退職届には2週間後以降の自分の辞めたい退職日を記載しましょう。
ただし、場合によっては有給休暇を取得させてもらえないこともあります。こちらも会社側の違法行為ですが、訴えをすることなく穏便に辞めたいのであれば、2週間は出勤するか、もしくは欠勤(無給)するかを選択しましょう。しかし最低限突然辞めるのではなく、上司に「〇月〇日を持って退職します。こちらが退職届です」として辞めるのがおすすめです。
それでも辞められないない場合は退職代行を利用しよう
技術職を辞めたあとの転職事情
技術職を辞めたあと、同じ業界で別の職場を探すか、まったく新しい業界で第二の人生をはじめるかを選択することになります。技術職も会社によって職場や待遇は大きく異なりますので、もし町工場で働いていた場合は、一度メーカーの技術職に応募してみてはいかがでしょうか「ここ天国じゃん」と驚くような職場待遇に巡り合うことができるかもしれませんよ。
一方で、技術職の中には営業職や総務など別の業界に転職する人も少なくありません。工場勤務が良ければ工場長や品質管理、事務といったデスクワークが主業務の職種もありますので、こちらを目指してみるのもいいでしょう。
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