看護師を辞めてよかった場合と後悔する場合

看護師を辞めてよかった場合と後悔する場合

昨今は看護師を辞めてよかったと思える人と、逆に後悔している人に二極化しているようです。看護師を辞めてよかった場合とは、どんなときであり、看護師を続けるべきだったケースはどのようなものなのでしょうか。今回は看護師の転職事情を踏まえてご紹介します。

看護師の退職率は10%。他業界と比べて高水準

看護師の退職率は10%。他業界と比べて高水準

看護師の退職率は2020年度で常勤で10%。また、6人に1人が勤務開始から1年未満に退職して、病院が小規模であるほどその傾向が高くなることが看護協会の調査で分かっています。これは

看護師の辞める理由はどんなの?

看護師を辞める理由はおおむね共通していて、「夜勤が体力的につらい」、「上司によるパワハラや嫌がらせ」、「なんでこんな大変な仕事をしているんだろう、という虚無感」、「責任の重みと給与、やりがいのバランスの不均衡」などが挙げられます。昨今は看護師のミスにより訴訟問題も見受けられ、最悪看護師個人が訴えられるケースもあります。また、「人の命を扱う」というほかには見られない特殊な事情もあり、現場はいつもピりついていたり、病院によって職場環境に雲泥の差があるのも問題となります。子育てをしていたり、精神的に追い詰められているときに病院側が優遇してくれるのであればまだしも、まだまだ理解が進んでいない病院がほとんどなのも課題の1つとなります。

看護師が辞めてよかったと思える場合をご案内!

看護師が辞めてよかったと思える場合をご案内!

看護師を辞めることを現在考えている、という人の多くは「本当に辞めてよかったと思えるのかな」と不安があるのではないでしょうか。看護師を辞めてよかったと思えるケースは下記のときに感じるようです。

責任感の質が違うので、気が楽

看護師は点滴一つでも、一歩間違えれば人を殺めてしまう危険性があるので、重い責任が常にのしかかります。一方で別の業界に転職したら、無論責任はあるものの、せいぜい怒られて終わり。裁判に発展することはありませんね。そういった意味では非常に気が楽となるので、看護師を辞めてよかったと心から思う人が多いようです。

深夜勤務がなく、土日を休める

多くの企業では土日祝は休むことができますし、深夜勤務もありません。家事や育児と両立することもできますし、肉体的な負担も少なく、仕事終わりに飲みに行くこともできますし、土日に旅行に行くこともできます。一般企業で働く人にとっては普通かもしれませんが、看護師は土日や深夜勤務は普通ですし、連休はほとんどなく、あっても研修が入ったりとプライベートを楽しむ暇はあまりありません。そのため、一般的に福利厚生が看護師にとっては、「看護師を辞めてよかった」と感じる最もな理由になるのです。

看護師を辞めて後悔したケースはどんなとき?

看護師を辞めて後悔したケースはどんなとき?

一方で看護師を辞めて後悔したケースもあります。その多くは、「看護師として働いていたときの不満が転職後も解決されない」場合で、主に人間関係となります。転職後も女子社員からいじめにあったり、上司からパワハラを受けていたり、必要以上に残業を強いられたりするケースは必ずしも転職して解消できるとは限りません。

また、看護師を辞めて別の業界に就職する際は、キャリアアップで躓くケースも見られます。看護師のスキルは一般の民間企業ではなかなか応用が難しく、せいぜい事務作業程度。営業など看護師のスキルがまったく役に立たない場合は、未経験となるので給与も当面は看護師を下回りますし、その後のキャリアも考えようです。

看護師を辞めてよかったと思えるような転職術をご紹介!

看護師を辞めてよかったと思えるような転職術をご紹介!

看護師を辞めてよかったと思えるような就職先を見つけるためには、どのようなことに注意して転職活動をすればいいのでしょうか。看護師の多くは一般企業の業界事情を全く知らない人ばかりなので、是非覚えておいてください。

  • ハローワークは使わない
    ハローワークは求人に割く費用がない零細から中小企業が活用します。そのため、往々にしてブラック企業が多く、少人数で仕事を回しているのが特徴。無料給料は下の水準です。
  • 数年後に役職がつく(昇格)の期待が持てる職種を選ぶ
    例えば事務職の場合は、基本的に上が詰まっているので昇格までに長い年月がかかります。また、日本の一般企業においては、総務や人事は年収ベースで低い傾向にもあります。営業のように働き方次第でキャリアを築くことができる職種がおすすめです。
  • 看護師の経験を面接でPRする
    面接では「これまでで一番苦労したことは」、「これまで仕事をしたうえで一番大変だったことは」といった質問がされます。大抵の面接官は「その程度か」と思うようですが、看護師という誰もが認める大変な業界で勤務していた経験は、面接官もぐうの音がでないほど。是非積極的にPRしましょう。

辞めてよかったと思えるか不安な看護師は、まずは職場を変えて続けてみては

辞めてよかったと思えるか不安な看護師は、まずは職場を変えて続けてみては

看護師には各都道府県に看護協会が運営している職業紹介「ナースセンター」があります。希望の条件にあった病院を紹介してくれて、転職することができるので、まずはこちらを利用して看護師を続けてみるのはいかがでしょうか。病院の求人によっては「夜勤なし」、「土日のいずれかは休み」、「残業代支給」といった福利厚生が充実しているところもありますので、今の職場を辞めてよかったと感じる新しい勤務地に出会えるかもしれませんよ。

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