医者からパワハラを受けて悩んでいる看護師も全国にはたくさんいます。「看護師は続けたいけど、今の病院はもううんざり」という人は、是非今回ご紹介する対策や解決方法をご覧ください。
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医者からパワハラを受けている看護師は多い
看護師の場合、最も多いパワハラの主は師長など自分の直属の上司に当たる人ですが、医者からパワハラを受けている看護師も実は全国を見ると少なくありません。医者の中には看護師を見下している人もいますし、不器用な看護師を誹謗中傷するパワハラ・モラハラ医師もいます。
一般的に看護師は医師の助手・事務のような役割となり、距離感が非常に近く、また基本的に看護師が付き添う医者はほぼ固定です。そのため、パワハラを働く医者に当たってしまうと、なかなか解決することができない問題へと発展します。
医者からのパワハラに悩む看護師の実体験
医者からのパワハラに悩む看護師は多く、退職代行を請け負っている弁護士の元にも数多くの問合せが寄せられています。日々医者からのパワハラを受けている看護師の中には、精神的にまいってしまい、うつ病になってしまう人も少なくありません。しかし、辞めようにも医者から圧力をかけられて辞められない、という精神状態にあるため、そのまま心療内科に通う結果になることも。
こうした事例は民間病院でも大規模な大学病院でも見られます。今現在看護師に従事していて、医者と関係に問題がない場合も、次の人事異動でどうなるかは分かりませんよね。評判が悪い医者は看護師の間ではすぐに噂が広まるので、「次あの人と同じ科で働くことになったらどうしよう」と気が気でない人もいるでしょう。
医者にパワハラの自覚はない。看護師相談窓口に問い合わせは効果ある?
看護師には労働基準監督署の他に、看護協会が運営している半官半民の相談窓口があります。こちらにメールやFAXで相談の問い合わせをすることもできます。ただし、医者によるパワハラの相談や解決を第三者に委ねる場合、必ず求められるのが「証拠」です。これは看護協会の相談窓口でも同じことですし、労働基準監督署の場合は特にそう。法的に訴えられる証拠がない限りは動いてくれないのが現状。
パワハラで苦痛を受ける看護師のとる道は?退職・慰謝料・証拠とり
では医者から毎日のようにパワハラを受けている看護師のとるべき道はどういったものが考えられるのでしょうか。
- パワハラ以外の理由で退職する
- 心療内科にかかってうつ病の診断書を受け取り、労災申請する
- 証拠を集めて退職する際にパワハラの慰謝料を取る
上記3つのシナリオが現実的となります。日本人はなかなか訴えを起こすことをしませんので、多くの看護師は何か別の理由を見つけて退職するのではないでしょうか。
しかし、看護師によっては精神的に参ってしまい、転職することができないこともあるでしょう。また、「あの医者は絶対に許せない」とはらわたが煮えくり返っている看護師も。そんなときは、証拠を集めて躊躇いなく慰謝料を請求するといいでしょう。損害賠償の目安は50万から100万円となります。
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