薬剤師は実は医療業界の中でもパワハラが多い職場環境の1つとなります。ドラッグストアのような営利主体にの企業勤務よりも、調剤薬局や病院内の調剤薬局の方がパワハラが多い様子。そこで、今回は退職ついでに慰謝料もしっかりと請求する方法をご紹介。比較的簡単ですし、場合によっては100万円ほど手に入れることができるかもしれませんよ。
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薬剤師のパワハラ事情。退職時に慰謝料が簡単にとれる理由
薬剤師の勤務先の中でも調剤薬局や病院内の薬局の場合、パワハラの度合いはより強い傾向にあります。まず、職場となる薬局が非常に狭いことが挙げられます。ちょっと疲れたからと言って息抜きに外に出ることも難しいですし、煙草を吸うこともできません。また、女性が多い職場のため、女性特有の序列に振り回されることもありますし、小さなミスでも上司から執拗にののしられて、パワハラを受けることも実はざらにあります。
薬剤師は主任や管理薬剤師、薬局長といった役職がありますが、やはり目の敵にされるのは役職がないヒラの社員やパートさん。薬剤師はただ薬を売るのではなく、医師から処方された薬の正確な量を患者に提供しなければなりません。薬を間違えたり、分量や説明を間違えることはあってはなりません。そのため、小さなミスであっても上司に激昂されることもしばしばあります。
もちろんそれが度を越してくると、パワハラに繋がるケースも決して少なくありません。特にヒラの場合は「一緒に勤務している人全員が上司」という場合もありますので、日々パワハラに耐えなければならないことも……。
薬剤師は退職するだけではもったいない!しっかりと慰謝料を請求して
しかし、パワハラはどんな理由があっても許されません。場合によっては人格を否定するようなモラハラの行動に出る薬剤師の上司もいますし、そういった上司を叱る人がいなければ、基本的にその職場の環境が改善されることはありません。
もしパワハラが原因で退職をせざるをえないような状況に陥っているならば、迅速に退職の手続きをとるとともに、苦痛を受けた分は慰謝料として請求しましょう。慰謝料は通常50~100万円を上限に相手方に請求しますが、パワハラの場合は勤務先の病院もしくは企業とパワハラをした個人の両者に訴えることができます。
薬剤師が退職するときは、弁護士を通して泥沼を避ける
個人や民間の退職代行業者を通して訴えようとすると、当然相手もその気になって立ち向かいます。パワハラをするような上司や会社であればなおさらです。場合によっては泥沼になって、こちらの精神力が疲弊することもあります。この場合のおすすめは弁護士事務所に依頼することです。昨今は弁護士事務所の中には数万円で退職代行を請け負っているところもありますし、成果報酬などで退職にともない慰謝料の請求もオプションで付けることができます。
薬剤師がパワハラを受けたときは、退職依頼&慰謝料の請求は弁護士に依頼するのがおすすめ!
パワハラを受けて退職をしたい薬剤師は、弁護士を雇えば、勤務先へ出社する必要もなければ、慰謝料の話に関しても「弁護士を通してください」と突っぱねることができます。相手方も公にされたくないため、基本は裁判をする前に示談金を受け取ってスムーズに終えることができます。
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