薬剤師の勤務先の中でも、とりわけ人気がある病院薬局ですが、それと同時に、最も離職率が高い勤務地でもあるのはご存知ですか。病院薬剤師を今すぐに辞めたいという人は、次のステップで何をすべきなのでしょうか。今回は病院勤務の薬剤師が仕事を辞めたい場合、即退職できる方法とステップをご紹介します。
目次
やりがいを求めて憧れた病院薬剤師。でも実情は……いますぐ辞めたい!
薬剤師の勤務先としてはドラッグストアやスーパー内の薬局、独立型の調剤薬局、病院内薬局がありますが、その中でも「実践的で患者と接している感じが強い病院薬局」に憧れる薬剤師は非常に多くいます。
しかし、実際は
- 病院薬剤師という性質柄、ワンミスで患者の命取りに
- 病院独特の派閥や上下関係が厳しく、上司のパワハラ・モラハラが激しい
- 薬剤師は病院内の狭い薬局内で働くので、嫌な人と毎日否が応でも関係を築かなければならなく、なによりも距離が近い。
といった欠点もあります。そのため、他の勤務地と比べると、病院の薬剤師は離職率が非常に高いことが挙げられます。「なんだ、辞めたいと思っている人は私だけじゃないんだ」と思っていただけたでしょうか。
病院薬剤師を今すぐ辞めたい人が取るべき次のステップとは
まず、一般的に病院勤務の薬剤師は退職金が発生するのは勤務してから3年後となります。もちろんこれは会社の規定によって異なりますので、人事に確認してみるといいでしょう。もし自分が退職金が発生しない立場であれば、単純に上司に退職届を出すのがいいでしょう。通常は3か月前と言われていますが、もしパワハラなど病院側に原因がある場合は、当月でも構いません(法律では2週間前の申告で退職可能)。
しかし、「〇〇さんのパワハラが酷いので今月限りで辞めさせていただきます」とはなかなか言えるものではありません。かといって下手な理由をつくろって引き止められるのも嫌ですし、3か月もいまの苦痛を我慢することなんてもってのほか!という人もいるでしょう。また、パワハラやセクハラをしている上司は、そもそも辞めさせないようにて圧力をかけてくるかもしれません。「貴方がいないと仕事が回らない。もし辞めるんだったら賠償請求する」なんてことを言ってくる上司も実はいるんです。
そういう人が次に取るべき道は「退職代行に依頼」が手っ取り早くておすすめです。
病院薬剤師を辞めたい人必見!有給が残って入れば、その日限りでサヨナラも可能!
法律では2週間前に辞めることができるので、もし14日以上有給が残っていたら、明日から退職日まで有給消化期間にあてて、翌日から出社しない方法もとることができます。もちろんこれを個人でやってしまうと、失敗したさいに社内で問題となってしまいますので、100%成功させなければなりません。
そこで、おすすめしたいのが「退職代行を依頼」することです。民間もしくは弁護士事務所で依頼することができます。どちらに頼んでも費用は数万円ですみますので、できれば責任を持って退職まで面倒を見てくれる弁護士に依頼しましょう。また、退職金を貰える立場の場合は、弁護士事務所のみ退職金の請求をすることができます。
病院薬剤師を辞めたいとき、退職する理由は事前に考えて!ただしパワハラに対しては然るべき対応を!
病院薬剤師をいますぐ辞めたい場合、退職する理由は事前にしっかりと考えておくといいでしょう。もし退職金やパワハラによる慰謝料の有無を考えずに、単に一刻も早く辞めたいのであれば、「家庭の都合で」が最もおすすめ。プライベートの問題に関しては上司も深く追求しずらいので、意外とすんなり辞められるかもしれませんよ。ただし、このご時世でパワハラをするような人は、相手のプライベートにずかずかと踏み込んでくる可能性もあります。そうなるとどんな言い訳をしても納得してはもらえないので、やはり上記のように弁護士事務所で退職代行を依頼するのがいいでしょう。
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