「会社を辞めたい!」退職の理由は人間関係や仕事のやりがいなど様々あります。
退職理由を会社に伝える時に「どこまで本音を伝えたらいいのか。」「本当の理由を伝えてしまったら、退職日まで会社に居づらくなってしまうのではないか……」と不安を抱えてなかなか動き出せない、という人も多いのではないでしょうか。
今回は、会社に伝える退職理由の本音と建前、上司に好印象を与える伝え方をご紹介します。
目次
会社に伝えた退職理由と本当の退職理由の違いとは
実際に仕事を辞めた人たちの退職理由をみると、本当の退職理由と異なる、という方が多数。本音ばかりいうのではなく、社会人だからこそ建前と本音の部分は使い分ける必要があります。
会社に伝えた退職理由の上位を占めるのは「結婚・家庭の事情」、「体調を崩した」、「仕事内容」が半分以上を占めます。一方、本当の退職理由は「人間関係」、「評価・人事制度」、「社風や風土、拘束時間」が挙げられます。
仕事を辞める決意をする人の大きな理由は、人間関係や会社に対する不満が多いというのが現状のようです。
円満退職を目指そう。退職理由の伝え方
退職の決意を固めても、次の日から仕事に行かない!ということはできません。直属の上司に辞める旨だけでなく、時期や引継ぎについても相談しなければなりません。上司に伝える際には、納得してもらえるような前向きな退職理由を用意するようにしましょう。その場限りの理由ではなく、お世話になった人への感謝の気持ちを表すことも大事になってきます。
また、転職後も前勤めていた会社と関わる可能性も低くはありません。その為、退職後のつながりを大切にしていきたい、という気持ちを表すことも忘れてはいけません。
新たな仕事にチャレンジしたい
仕事内容が飽きた、労働環境がきついのに給料が低い、などの理由から会社や上司にうんざりしていることが本音かもしれません。しかし、ネガティブな理由は、「改善する」「希望の部署に異動させる」など、引き止めの材料にされる可能性があります。そういった場合は、「現在の仕事とは違う分野に挑戦したい」など前向きな思いを伝えるとともに、今の会社で働き続ける分には解決できない理由を考えるといいでしょう。
家庭の事情や病気による退職
病気の場合、上司から心配を含む質問もされるでしょう。「一旦療養のため、退職したい」といった相手に心配をかけないような配慮を。家庭の事情の場合は「家業を手伝う」「親の介護で」といずれも現状を伝え、上司に納得してもらえる説明が必要です。また、家庭の事情を退職にするのは、従業員のプライベートの事案となるため、上司も深く突っ込むことができないメリットもあります。
退職理由として伝えないほうがいいこと
会社への不満、人間関係
本人だけでなく、同僚や部下も会社への不満は誰しもあります。しかし、残る側としてはやはりあまり良い気はしないですよね。
また、人間関係の場合でも同様です。それを退職理由として上司に告げても、「どの職場にだって馬の合わない人はいるものだ。」などと説得されかねません。
仕事が合わない・飽きた
仕事を続けていくうちに、どうも今の仕事は自分には不向きだ、同じ作業で飽きてしまったと感じて退職を考える方もいるでしょう。そのまま退職理由として正直に伝えても「続けていくことで、面白みも出てくる」と、継続する忍耐力のなさや社会人としての未熟さを諭されてしまうかもしれません。
上司も慣れている。仕事を辞める理由はしっかりと考えて
- 退職理由は上司も納得してもらえる前向きで正当な理由で伝える
- 会社の評価、仕事内容、人間関係への不満などネガティブな理由は引き止められてしまうことにもなるので伝えないほうがよい
退職理由を伝える際には建前と本音を使い分け、不満は前向きな理由に変換して伝えましょう。質問を想定し、自分のなかで矛盾のない理由を作っておきましょう。
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