新卒で就職したけれど、仕事が合わなく「仕事を辞めたいけれど辞められない」状況にある新社会人が多くいます。新卒なので上司に強く出ることもできなく、次第に心が病んでくることも。そこで、今回は新卒で仕事を辞めたいけれど辞められない人の解決策、辞め方をご紹介します。
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新卒の「仕事を辞めたいけど辞められない」理由
日本の厚生労働省が公開している「新卒から3年以内に離職(退職)する割合」によると、およそ30%という数値。さらに会社の規模別で見てみると、従業員が少ない会社になればそれだけ離職率が高くなる傾向にあることが分かっており、従業員5人未満のいわゆる零細企業においては、新卒社員のおよそ57%が3年以内に退職している現実があります。
ただし、すんなりと会社を辞めることができるのであれば、まだいい方かもしれません。今回の会社は縁がなかったと考えて、次へ進むことができます。問題なのは会社を辞めたいけど辞められない新卒の人たち。その原因はいったいどんなことが挙げられるのでしょうか。
「新卒3年」ルールが仕事を辞めたいけど辞められない理由
日本では古くから「新卒から最低3年働く」ことが一種の暗黙のルールとなっていて、それ以下で退職すると、「飽きやすい」、「何事も続かないと思われる」、「面接で絶対に聞かれる」といったデメリットが生じます。そのため、新卒社員の中には、どんなに今の仕事を辞めたいと考えていても、次の転職活動のことを考えて辞められない状況に陥っている人は多くいます。
ブラック企業に就職してしまい、辞めたいけど辞められない環境にある
ブラック企業に就職してしまうと、毎日終電まで残業を強いられたり、仕事を辞めたいと告げようとすると、上司や先輩からパワハラを受けて辞めさせてくれない事態が考えられます。すでに退職する体力も気力も精神力も消耗し、何もすることができないまま、日々仕事に忙殺される……。そんなブラック企業もいまだ多くあります。新卒も仕事をしてはじめて分かる、「仕事を辞めたいけど辞められない環境」に精神を病むことでしょう。
新卒だからこそ、仕事を辞めたい場合は早めに辞めるのがベスト
20代の若いうちはとにかく経験を積むことが大切です。新卒3年という曖昧な縛りは確かに見え隠れするものの、それ以上に自分が会社に必要とされるほどのスキルをアピールすることができれば、優良企業は必ず採用してくれます。日本の社会もどんどん実力主義に移行しているため、ベンチャー企業を中心に履歴書よりも本人をしっかりと見て採用の可否を判断してくれるようになってきています。仕事を辞めたいけど辞められない新卒の方は、自分の大切な将来と人生のことだと言い聞かせて、是非勇気を持って退職の第一歩を踏み出してください。
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