新しい会社に入社したけど、職場が合わないからすぐ辞めたい。その時は体調不良を理由に明日にでも出社しないで退職はできるのでしょうか。ここでは対処法を紹介します。
目次
入社したばかりの試用期間だけどすぐ退職したい
入社したばかりのときは試用期間となるので、双方の合意で会社を退職しやすい雰囲気となります。しかし、会社側が社会保険などの加入手続きはすでに進行しているので、試用期間だからといって簡単に辞められるわけではないことは覚えておいてください。
ただし、試用期間は会社が社員の能力を確認するだけでなく、社員が会社を評価する期間でもあります。もし試用期間中に仕事や人間関係が自分に合わないと感じたのであれば、入社して直後であっても退職の旨を上司に伝えるのがストレスを抱え込まないコツとなります。
入社してすぐ辞めるときの伝え方は「体調不良」は駄目?
入社してすぐ辞めたいと考える場合、大抵の理由は「社風が合わない」、「同僚上司とうまくやっていく自信がない」、「上司がパワハラ体質」、「残業が多く仕事内容も不満がある」といったものでしょう。しかし、正直に伝えると相手が気分を害してトラブルになることが予想されるため、「体調不良のため申し訳ないが仕事を退職したい」と打ち出すことを考えている人は多くいます。
ちなみに、入社してすぐ辞める行為に対しては何ら違法性はなく、もし「面接のときに言われた条件が違う」という場合は、法的に即日退職が可能です。体調不良を理由に辞めるのは問題ありませんが、上司は部下の体調管理も業務の一つとなるので、「病院に行って診断書を貰って」などと症状を追及されたり、「もう少しがんばってみないか」と引き止められることも想定しなければなりません。
体調不良で入社してすぐ辞めると損害賠償を請求されるって本当?
正社員として入社してすぐ辞めようとすると、会社から損害賠償請求されるケースが稀にあります。会社は転職エージェントに採用者につき報酬を支払っているため、すぐに辞められると赤字になることが主な理由です。しかし、これは会社と転職エージェントの間での契約であって、採用された社員は関係ありません。そもそも会社は特殊な理由がない限り、社員の退職を引き止める権利はなく、執拗に引き止める行為は職業選択の自由を奪うこととなります。
そのため、体調不良で会社をすぐに辞めたとして、仮に会社側が損害賠償を請求してきても基本原則支払う必要はありません。
体調不良で入社してすぐ辞めたいなら「退職代行サービス」の利用がおすすめ
体調不良で会社を入社後すぐに辞めたいと感じたら、まずは自力で退職できるかを考えましょう。自分で上司や人事と面談して、体調が優れないこと、精神的に参っていることを伝えてスムーズに辞められそうであれば、それに越したことはないでしょう。
しかし、上述したように会社や上司が強く引き止めにかかり、一向に辞めさせてくれない、退職届を受け取ってくれないといった場合は、第三者が介入することで迅速かつ確実な退職を実現することができます。
退職代行サービスは、一般企業と弁護士事務所が提供している退職手続きの代行サービスとなります。トラブルなく辞められるのであれば一般企業に依頼してもかまいませんが、「上司が威圧的」、「損賠賠償を請求されそう」、「給料を支払ってもらえなさそう」など何かしらの問題が生じる気配があれば、迷わず弁護士に依頼するのがおすすめです。料金もせいぜい2万円程度しか変わりませんので、トラブルのない確実な退職を優先すべきと言えるでしょう。
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