教師がパワハラで辞めたい場合の取るべき行動

教師がパワハラで辞めたい場合の取るべき行動

昨今は教師間のパワハラが社会問題となっています。狭い職場は目立つ異動もありませんし、主任レベルでも長く学校に在籍していると一定の権力をもち、管理職の言うことを聞かずに自分勝手に行動する教師も少なくありません。

民間企業と異なりリストラもなければ、いまだ年功序列がそのまま権力の順番になっているので、もし自分がパワハラに遭ったりいじめられている場合、なかなか解決の糸口をつかむことができなく、仕事を辞めたいと考えるようになります。そこで、今回はパワハラ被害に遭っている教師が取るべき行動をご紹介します。辞めたいと少しでも考えている教師の方は、是非こちらの記事を読んでみてください。

教師間のパワハラの蔓延は校長が原因。辞めたい人は自分の職場を確認して

マネジメント力のない校長・教頭の場合

まず、学校の管理職である校長や教頭は、学校運営だけではなく教師たちのマネージメントも職務の1つにあります。しかし、一部教師の中には管理職にも立てつく人もいて、そういった人を適切に処分する力のない人が管理職に就いている場合、教師間でもパワハラは普通に蔓延します。そうなると基本的に職場は崩壊するといっていいでしょう。

いじめられている教師は、パワハラ教師が異動するまで我慢する他なくなりますので、辞めたいと考えるようになるのも普通です。そのため、校長や教頭がパワハラ教師を野放しにしていたり、こちらがいじめられていることを訴えても、まったくとりあってくれないのであれば、こちらが退職するしかありません。

教師を辞めたい場合。パワハラの記録や管理職の対応をすべて記録しておくこと

退職する前に、パワハラの記録や管理職の対応をすべて記録しておこう

パワハラが原因で教師を辞めたいと考えた場合、「パワハラをしてきた教師や、何も助けてくれなかった管理職に一矢報いたい」と考える人もいるでしょうし、それは自然のこと。彼らは職務放棄をしています。そんなときのために、

・パワハラ教師の具体的な言動(日時、誰が自分にどのように言ってきたのか)
・管理職に相談した時の具体的な対応と反応(日時、管理職は何と言ったのか、どのような会話のやりとりだったのか、こちらの相談にどう対処してくれたのか)
・なぜ教師を辞めたいと考えるようにいたったのか、その経緯を詳しくメモ

これらを手書きでも構いませんので、逐一記録しておいてください。もし訴訟を起こしたときに、パワハラの教師、及びマネージメントを怠った管理職の双方に精神的苦痛を被ったとして損害賠償を請求することができます。

>>教員のパワーハラスメントによる損害賠償請求の判決

教師職を辞める際は弁護士事務所を通してパワハラ教師に然るべき対応をしてもらう

退職する際は弁護士事務所を通して然るべき対応をしてもらう

上記のような職場環境の場合は、管理職は教師によるパワハラやいじめが公になることを恐れて、退職をさせてくれない場合もあります。辞めたいけれど辞められない、というパワハラを受けている教師にとって、最も恐れていることが現実になります。また、仮に退職できたとしても、このまま放っておくのはいかがなものでしょうか。

しっかりと賠償を請求をするべきと考えるのであれば、最初から弁護士事務所を通して退職代行と賠償請求を依頼するのがおすすめです。簡単に退職することができるほか、賠償請求も依頼できるので一石二鳥。裁判沙汰になることは滅多になく、基本は相手が示談金を詰んでお終いなので、こちらはお金を増やして快適な退職をすることができるはずです。

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