女医が仕事を辞める場合の取るべき道を徹底案内！

女医が仕事を辞める場合は、どのような選択肢があるのでしょうか。結婚して寿退社をするケースや職場が嫌で病院を移りたい場合など、ケースごとに女医が仕事を辞める場合の取るべき方法をご紹介します。

女医の多くは男性医師と結婚。仕事を辞める必要はある？

病院で働く女医の多くは、同じ病院で働く男性医師と結婚する傾向にあります。そこで、よく発生する小さな悩みが「結婚をしたら女医の仕事を辞める必要があるうのかしら？」というもの。男性医師の中には、結婚後は女医を辞めて家庭に収まってほしいと考えている人も少なくないので、仕事を辞めるように言われたらどうしようか迷っている女医が多いようです。

しかし、実際のところ結婚しても女医を辞める必要はなく、全体をみると、仕事を続けている女医が多いようです。

仕事を辞めるのではなく一時休業する女医が多い

せっかく女医になる夢が叶ったのだから、結婚して仕事を辞めるのはいささか残念に思います。そこで、多くの女医は、仕事を辞めるのではなく一時休業と言う形で休暇を取ったり、アルバイトに回してもらうよう院長や上司に直談判するようです。総合病院であれば、比較的忙しくない科に回してもらうのも1つの方法ですね。

ただし、医局勤務の女医の方は、なかなかうまく交渉はできないようです。ご存知の通り医局は窮屈で、上記のような自由はききませんので、多くの女医は仕事を辞めることを決断します。

非常勤採用もあり

また、非常勤採用として雇ってもらい、週に2～3日の出勤という方法もあります。当直、外科ならオペをするか否かは病院によって対応が異なるので、院長と話し合う必要があります。また、現在の仕事を辞めて、別の病院に面接から受けて転職するのも女医を続ける方法の1つとしておすすめ。その際はあらゆる権限を持つ院長との距離が近いクリニックに採用してもらうのも選択肢の1つです。総合病院の場合は、自分の希望する科に転職したあとに、「人手が足りないから別の科に移ってくれと、突然の人事異動の可能性も否めません。

女医として仕事を続けたいなら、レジデントとして採用されるのもあり

女医として仕事を続ける場合、上記のように非常勤として採用されるほか、レジデント採用としての選択肢もあります。病院側が育児や家事を仕事と両立する女医に対して理解があるならば、当直なしで採用してくれるところも少なくありません。病院選びは知り合いのツテがあればそれを頼りに、なければ転職サイトに登録したのち、エージェントの担当者に相談するといいでしょう。

女医が仕事を辞める理由が劣悪な職場環境にある場合

一方で女医が仕事を辞める理由が劣悪な職場環境にある場合もあります。先輩や上司との人間関係がこじれていたり、医局の派閥についていけなかったり、上司からパワハラを受けて、仕事を辞めることを検討している女医もいます。そんな場合は、毅然とした態度で病院側に対応を求めるのはいかがでしょうか。慰謝料請求の話になったら弁護士を通せばいいですし、また、何かしらの圧力がかかって病院を辞められない状況にあるならば、こちらも弁護士に相談すればすぐに辞めることができます。

女医が仕事を辞めるためには半年から1年の猶予が必要ってほんと？

一般的に民間企業に勤めるサラリーマンが仕事を辞める場合は、3か月前に上司に伝えるのが普通ですが、女医が仕事を辞める場合は半年から1年前と言われています。これは自分の病院の人事異動の月から遡って、という意味となります。

しかし、職場が苦痛のための退職となれば、半年ないし1年という長い月日を待つことはできませんよね。そんなときは、上述したように退職代行を請け負っている弁護士に相談してみるといいでしょう。

女医が現在の仕事を辞める場合のその後のキャリア

女医が現在の仕事を辞めて、しばらく休業したあとに再び仕事をはじめたい場合、おすすめのキャリアプランは「フリーランス」として働くことです。フリーランスであれば自分で仕事を選ぶことができますし、場合によっては常勤よりも収入は上がります。

フリーランスで女医の仕事を続ける場合は、スポットと非常勤を両立することが推奨されます。スポットの場合は、日給もしくは都度での報酬の発生となるので、金額も悪くありません。また、非常勤でも最初の契約次第では1～3年での長期契約も可能なので、安定性もあります。仮に育児が大変になってきて両立が難しくなった場合は、スポットを辞めればいいだけです。

昨今は女医の働き方やキャリアも幅広い！安心して働ける職場を探そう

近年は働き方改革を受けて、病院側も大分医師に対しての仕事への配慮がされるようになりました。家事や育児と仕事を両立する女医に対しても、一昔前と比べると大分待遇は改善されましたし、昨今は医師不足が深刻な社会問題となっているので、ある程度こちらのわがままを聞いてくれる病院も増えてきました。いままで医局勤めの人が民間病院に勤務先を変えたら「職場が天国になった」という声も少なくありません。是非自分の女医としてのキャリアを見つめなおしてみてください。