国家公務員である刑務官で働く人は全国でおよそ1万7500名が刑務所や少年院、拘置所などで勤務しています。国家公務員の中でも離職率が非常に高いことでも知られていて、「明日にでも辞めたい」という刑務官も多くいます。そこで、ここではすぐにでも刑務官を辞めたい人の背景や、退職に向けて明日からするべきことをご紹介します。
目次
刑務官や公務員の中で辞めたい職業No.1
国家公務員の全体の離職率はおよそ5%程度ですが、同じ国家公務員の中でもここで紹介する刑務官の離職率は、なんと女性で38%、男性でも15%以上となります。競争倍率も5%程度と人気のある国家公務員の中では低く、刑務官を辞めたいと思う人が異様に多いのもデータから見て取れます。
刑務官が辞めたいと考える理由と背景
刑務官がこれほど多く辞めたいと考える人がいることには、やはり真っ当な理由があります。まず、刑務官は転勤が多い職業でもあります。全国84箇所の刑務所や拘置所に転勤の可能性がありますので、家族持ちの方にとってはなかなか厳しい制度となります。ただし、これは刑務官が辞めたいと思う理由のほんの1つにしかすぎません。
刑務官が辞めたいと考える大きな理由は、「閉鎖空間に耐えられない」、「驚くほどの縦割り社会についていけない」、「受刑者に高圧的な態度をとるのに疲れた」、「死刑執行が苦痛」などが挙げられます。
刑務官の閉鎖空間での勤務とパワハラに耐えられない
刑務官の勤務場所である刑務所や拘置所は非常に閉鎖的な職場となり、同じメンバーと毎日同じことの繰り返しをしなければなりません。そして刑務所の中には犯罪者がひしめきあっており、彼らを統制するために、自分たちも軍隊なみの序列と上下関係が必要とされています。
受刑者に対して高圧的な態度を取り、上下関係をはっきり理解させる行為を続けていると、ふと自分の同僚や後輩にも同じように当たってしまうときがあります。もしそれが自分の直属の上司であれば、たまったものではありませんね。しかし、実際刑務官の職場内でのパワハラ問題は昔から今に至るまで根深く、それが直接の現刑務官の離職率にも繋がっています。
刑務官を辞めたいけれど辞められない！
刑務官を辞めたいならば辞めればいい、と思う人も多いでしょうが、実際は辞めたいから辞める、といった社風、雰囲気では到底ありません。もともと体育会系が多い職場ですので、辞めたいと口に出しても先輩や上司に怒鳴られることもありますし、国家公務員が退職をする場合は辞表という扱いとなるので、何人もの上司のハンコを貰わなければなりませんので手間もかかりますし、その間に精神的に参って辞めたいと思う気力もうせてしまいます。特に官舎に暮らす若い刑務官はその傾向が強く、刑務所と官舎を往復するだけの日々が続くことに生きる気力がなくなり、うつ病になってしまう人も少なくありません。それであっても、上司からは「根性が足りないからだ」と辞表を突っぱねられることもあります。
一般的に国家公務員と言えば、誰もが羨む職業の1つですが、こと刑務官に限っては、少々状況が異なるようです。では、「もう心がずたずた。今すぐ辞めたい！」と考えている刑務官はどうすればいいのでしょうか。
刑務官を辞めたい場合は退職代行に相談してみよう
刑務官を辞めたいけど、何かしらの職場の事情があり辞められない場合は、退職代行に相談してみてはいかがでしょうか。退職代行とは、会社を辞めたいけど辞められない人に代わって、会社の担当者に退職の旨を伝えてくれるサービスです。この退職代行のサービスを実施している業者は、一般の民間企業と弁護士となりますが、刑務官は国家公務員となるので、一般の民間企業が立ち入ることはできません。そのため、退職代行を依頼する際は必然的に弁護士となります。
ちなみに弁護士というと「高い」イメージがありますが、退職代行の相場は5～8万円程度で、民間業者と比べて2万円程度しか高くありません。基本的に国家公務員の場合は辞表に関する規定も複雑となるので、法律の専門家である弁護士に任せるのが失敗がなく確実となります。
退職代行に相談したら、本当にスムーズに刑務官を辞められるの？
退職代行に相談したときの最悪のケースが「失敗すること」です。上司や同僚に退職代行を利用したことがばれて、肩身の狭い思いをすることはもちろん、ずっとその職場に通い続けなければならないのは苦痛の他なにものでもありません。
しかし、弁護士に依頼する場合は、その心配はありません。法的にも合法に辞めたいときに辞めることができますし、何よりも、弁護士が刑務官の事務方担当者に連絡をした日から、基本的に通勤する必要はありませんので、恥ずかしい思いをすることもありません。
無料でLINEで依頼できる弁護士はココ！全国対応
弁護士法人「みやび」は、退職代行を全国対応している数少ない弁護士事務所の1つです。退職にかかる料金もおよそ5万円と割安ですし、何よりも国家公務員の退職代行に慣れているので、失敗がないのが魅力です。精神的に病んでいる中で、弁護士に電話するのも億劫ですよね。一方でみやびでは、LINEで依頼することができますので、チャットですべてを済ませることができます。「本当にそんなことできるの？」と思うかもしれませんが、本来このサービスは民間業者がはじめたことで、それをみやびでも実施しているだけなので、心配はいりません。
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