教員・教師は辞めるのもったいない?辞めるなら早いうちがいいこれだけの理由

教師は辞めるのもったいない?辞めるなら早いうちがいいこれだけの理由

教員を辞めるというと、「教員を辞めるなんてもったいない」と言われてしまいます。しかし、教員も生徒、生徒の両親、職場の同僚上司との関係作りが非常に大変です。今回は教員・教師を辞めるのがもったいないと考えている方向けに、辞めるなら早期退職がおすすめの理由をご紹介します。

教員・教師の仕事を辞めるのは本当にもったいないの?

教師の仕事をやめるのは本当にもったいないの?

教員・教師が「仕事を辞める」と回りに言うと、必ず引き止められますよね。「このご時世に公務員を辞めるなんてもったいない!」、「教員なんて民間企業の営業とかと比べたらすごい楽だよ!」と言われることでしょう。もちろんその意見も正しいのかもしれませんが、教員には教員の苦痛があり、また、民間企業と異なり、公務員だからこその序列体質があるため、むしろ陰湿ないじめは民間企業以上かもしれません。

生徒との関係や学校スケジュールがあるため簡単に異動や退職をするのは多少困難ですが、それでも冒頭に説明したようなうつ病になるくらいであれば、すぐに退職願いを上司に出すべきと言えるでしょう。

また、教員を一度退いても、再度試験に合格すれば復職することもできます。教員は学校の職員室という極めて狭い職場となるため、一度教職を離れて別の業界の世界を見てみるのも有意義な体験となることでしょう。

教師を辞めた後に「教員に戻りたい」と思う?転職事情

教師は意外とつぶしがきく職業。新型コロナ後でも転職できる!

教員・教師の仕事を辞めたら、次の転職先はどこを目標すればいいのでしょうか。基本的に教員・教師のスキルが活きるのはやはり教師の職業となります。英会話教室や塾講師は根強い人気がありますし、予備校で教師ができるレベルまでスキルアップすれば、年収も民間のサラリーマン以上に貰うことも可能。さらに授業内容が人気になれば、出版社から書籍の執筆依頼もあるかもしれません。教師の仕事を辞めるなんてもったいない、というのは、すでに時代遅れの言い分なのかもしれませんね。

「教員に戻りたい」と思う理由とは

一方で教職を辞めた人の中には、「教員に戻りたい」と考える人もいます。一度退いた教員に戻りたい人の理由としては、

・転職先の仕事が合わない
・やっぱり人に教えるのが好き
・転職先の職場の人間関係に問題を抱えている
・営業に転職したら、教員のときにはない「売上」を強く求められるつらい
・給料もボーナスも教員の時の方が高い

このような意見が散見されます。民間企業は営利目的となるので、求められる仕事の内容も教員とは大きく異なるのが特徴です。
また、塾講師も民間企業であることに代わりはありませんので、生徒数が少なく経営が傾けば給料は下がりますし、ボーナスもなくなる可能性があります。

もし教員・教師を辞めるのがもったいないと考える理由が収入面ならば

動画配信サイトで収入を増やすことも可能

もし教員・教師を辞めるのはもったいないと考える理由が、教員の収入が安定している、公務員だから給料がいい、という理由であれば、逆に収入をアップさせる方法を考えればいいだけのこと。教員の職業は動画配信サイトとも相性が非常にいいです。

昨今ユーチューブ上で有名になっている中田敦彦さんのように、学生だけではなく大人もターゲットに興味ある話題を授業することができれば、視聴回数が伸びて高い広告利益を得ることができます。動画配信サイトはユーチューブ以外にも複数ありますし、生授業をオンラインで配信できるサイトもありますので、自宅に居ながらにして稼ぐことができるため人間関係に悩むこともありません。

教員を辞めたからといって「幸せ」とは限らない。でも人生は必ず変わる

教員を辞めたからといって「幸せ」とは限らない。でも人生は必ず変わる

当記事では教員・教師の辞める利点や迅速な退職方法をご紹介しております。しかし、ここでご説明したいのは、教員を辞めた方が「幸せだ」というわけではありません。上述したように、転職先では新たな問題が待ち受けており、むしろ教員の方が楽だった、なんてこともあるかもしれません。

しかし、1つ言えることは「教員を辞めることでいままでとは違う人生が見えてくる」ことです。
教員を辞めたいけれど辞めれないうちは、今の生活からいつまで経っても脱出することはできませんし、そのような生活はいつまでも続くことはありません。教員を辞めたい・辞めるのはもったいないのかも?と考えている人に必要なのは、教員を辞める“きっかけ”なのではないでしょうか。

優秀な教員が辞める理由

近年は「優秀な教員が辞める」問題が取り沙汰されています。優秀であるほど教員が辞めると言われている理由については、幾つか挙げることができます。

・毎日同じ職場で毎年同じ1年の繰り返しに飽きる
・将来性を見出すのが困難
・職場の人間関係にうんざり
・民間企業で働けば自分の能力を活かしてもっと稼げるのではないかと思う

といった理由が多い様子です。

特に2000年代以降は働き方が多様化し、公務員によるアドバンテージは着実に薄れている様子がうかがえます。

教員が突然辞めることってある?すぐに退職できる?

教員が突然辞めることってある?すぐに退職できる?

教員・教職が仕事を辞めたい場合、適切な時期というのは年度末となりますが、実際は体調不良や精神的限界により、年度末を待たずして突然辞めるケースもあります。「新任の教員が一週間で突然辞めた」、「うつになったので今月末で退職をした先生もいる」のように、教員が突然辞めるケースは決して珍しくはありません。

ただし、教員は公務員となるので、年度末に行われる辞令交付式への出席を促されます。本来辞令交付式は円満退社の人や定年退職の人のためですが、そうではない退職者に対しても「慣例だから」、「社会人としてのけじめだから」と言う理由で、管理職は出席を強要してきます。

ただし、実は辞令交付式の出席は実は必要ありません。退職手続き自体はすでに書類を送付して終えておりますし、退職の辞令も出ているはずですので、その時点で退職は終えています。辞令交付式の出席の有無に関わらず、辞令の書類は自宅に郵送されます。

教員・教師をなかなか辞めることができない場合は弁護士事務所へ

学校をなかなか辞めることができない場合は弁護士事務所へ

教員・教師と言う仕事は1年を通してスケジューリングされているので、すぐに辞めてしまうと生徒に迷惑がかかると言われています。しかし、優先すべきは自分の体調と心。うつ病になってしまうと転職すら難しくなってしまいます。しかし、職場によっては学年主任がパワハラをしたり、校長・教頭に相談しても相手にされなかったりしますので、その場合はなし崩しに時間が過ぎていくのを避けるため、思い切って弁護士事務所に相談するといいでしょう。退職代行の存在が周知されるようになった数年前から、徐々に教員が弁護士事務所に相談するケースが増えてきたため、弁護士側も慣れた装いで対応してくれます。

教員・教師を辞めるのはもったいない!は時代遅れ

今回ご紹介したように、教員・教師を辞めることをもったいないと考えている人は、今一度自分の将来設計を見直してみてはいかがでしょうか。教員ではなく民間企業でこそ自分のやりたいことが見えてくることもあるでしょうし、いくらでもやり直しはききますよ。

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