教師を辞める。退職後の転職先事情。教師以外の仕事もできる

教師を辞めることを考えている方は少なくありません。しかし、教師を辞めるとなると、どこに転職したら良いでしょうか。また、教師で培った知識やスキルは転職先で活かせるのかどうか。そこで本記事では、教師を辞める人の転職事情についてみていきたいと思います。

教師を辞める人が選ぶ転職先とは？

教師を辞める人はどのような転職先を選んでいるのでしょうか？まずは、学習塾や家庭教師など引き続き教育の現場に身を置いているようです。確かに、教える立場であれば、今までやってきたことですからすぐに慣れることができそうですよね。ただし、教師を辞める人の中では「教壇に立ちたくない」という人も少なくありません。そういう人は転職先としてはおすすめできないかもしれませんね。

教師を辞める人の多くが考える転職先「教育関連の事務方」

教育関係の事務の仕事は、教師を辞める多くの人が一度考える転職先となります。例えば、英会話スクールの受付だったり、大学の事務であったりと、第一線からは離れるものの、教育現場に携わることができる職種が人気。また、学童のスタッフや児童支援員など、子どもに関係する職に就いている人も。

また予備校も教師を辞める人の人気の転職先です。自分は教壇に立たず、生徒のサポート側に立つのが仕事。担当生徒のために簡単なテストプリントを作ったり、偏差値が上がらないことの悩みや学習方法を教えるのが主な仕事内容です。

このように、教師を辞める人の転職先で、教育関連や子どもに関連した仕事に就く人は非常に多く、これらに共通しているのは、教員免許が活かせる仕事に就いているということです。

教師を辞める人の中には、民間企業の異業種に転職する人も。ただし……

教師を辞める人の中には、教育、子ども関連だけでなく、民間企業の異業種に転職をする人もいるようです。ただ、教師の仕事は民間企業とは違い閉鎖的であるため、スキル的な面はもちろん、社内や外部とコミュニケーションが上手く取れるのか不安に思っている人も多いようです。そのため、転職相談窓口に行くと、「教師が転職できる職業にはなにがありますか？」と聞く人が多くいます。

これは教師を辞める人の中で、「自分は教師が合っていない」、「人に教える、生徒を持つことに恐怖を感じる」、「まったく新しいことにチャレンジしたい」といった考えを持つ人が、このように他業種の転職を考える傾向にあります。

教師を辞めて民間企業に転職するとギャップに苦しむことも

教師を辞めて民間企業に転職した場合には、ギャップを感じることもあります。例えば教師は公務員ですから、福利厚生の面で言えば国や自治体に保証されています。一方、民間企業は会社の規定に沿っているため、教師の時に受けていたような待遇を受けられないこともあります。

また、民間企業は売上を作って経営をしなければなりませんので、ノルマや目標が課せられますし、自分の目標は達成していても、会社の経営が不振に陥れば減給や賞与なしも考えられます。教師を辞める人の中で、福利厚生を重要視している人は、もしかすると本当に転職すべきか今一度検討した方がいいかもしれません。

教師を辞める人は教員免許を活かした転職先を選んでいる人が多い

教師を辞めたあとの転職先としては、教育関連であったり、子ども関連であったりと様々ですが、いずれにしても教員免許を活かしている人が多く見受けられます。民間企業に進む方は、福利厚生や給料などで教師とのギャップを感じることもありますので、その点は念頭に置いておきましょう。

【参考URL】
https://education-career.jp/magazine/career/2019/teacher-after-quit/
https://emps.jp/content/aboutjob/teacher-sp/special-12/
https://agent-guide.com/teacher-tensyoku/
https://career.nikkei.com/knowhow/qa/000141/