「仕事を辞めたいけど辞めさせてくれない」そんなパワハラ上司が在籍している職場で働いている人は、是非この記事を読んでみてください。ブラック企業と呼ばれる会社に多く蔓延しているパワハラ。相手の尊厳を踏みにじるように罵り、それに対してまったく悪いと思っていないため、パワハラ上司は社内上層部が処分を下すまではいつまでも残り続けます。
今回は仕事を簡単に辞める方法。辞めたいけど辞めさせてくれない場合の解決方法、パワハラ上司と企業に対する対応などをすべてご紹介します。
目次
仕事を辞める前に。パワハラの会社に未練があるか、最後に自問自答をする
もしパワハラ上司にあたってしまった場合は、人事や上司の上司に報告して即刻処分してもらうようにするのが第一にすべきこと。そのために日ごろから上司の対応に対してはスマホやパソコンで録音・録画しておくといいでしょう。しかし、それでも上層部が動いてくれないのであれば、それは会社自体がブラック企業である証拠です。躊躇いもなく退職に移りましょう。
しかし、そういったパワハラ上司がいる仕事場では、往々にして「辞めたいけど辞めさせてくれない」問題が勃発します。
パワハラ上司に退職願。仕事を辞めたいけど辞めさせてくれない理由
パワハラ上司に仕事を辞めたいと退職願いを出しても「根性がないからだ。もっと頑張れ」、「いまは忙しいし、人手が足りない」、「もしそれでも辞めるっていうんだったら、損害賠償を請求する」と言って辞めさせてくれないのもパワハラ上司の行動の1つ。また、企業がブラック体質の場合は、総務や人事に掛け合っても、「現場が決めることだから」と助けてくれないこともしばしば。仕事を辞めたいけど辞められない最悪な状況に陥ってしまうわけです。
ちなみに、上司が会社を辞めさせてくれない理由は、「外部にパワハラしていることが漏れるのが嫌だ」、「もし上にチクられたら、自分の評価が下がる」という独りよがりのものとなります。もちろん部下の気持ちや将来を考えることはするわけがありません。
仕事を辞めたいけど辞めさせてくれないパワハラ上司に対して取るべき行動はたったの1つ
仕事を辞めたいけど辞めさせてくれないパワハラ上司に対して取るべき行動は、「法律を盾に強制的に退職する」ことです。
民法627条
民法電子版(総務省)
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
ご覧のように社員は法律により手厚く守られています。どんな職場であっても、2週間前に退職の意向を申し出れば、会社は当該社員の退職を引き止めることはできません。損害賠償を請求するといっても、社員がどれほど損害を出したのかを明確に証拠として提出できなければ意味がありませんし、逆にこちらはパワハラ上司とブラック企業の両方に精神苦痛を盾に慰謝料を請求することができます。会社を辞めたいけど辞めさせてくれないというケースの場合、パワハラ上司はこの法律を知らないことがほとんどです。
退職願いを突っぱねられた場合は、弁護士に退職代行を依頼して
しかし、この法律をパワハラを受けている弱い立場の従業員がかざしても、パワハラ上司にはそれほど効果はありません。仕事を辞めたいけど辞めさせてくれない状況は一向に好転することはないでしょう。
退職願いをいつまで経っても受け入れてもらえない場合は、退職代行を請け負っている弁護士に相談する他ありません。民間の退職代行業者もありますが、このようなブラック企業を相手には力不足。彼らは退職の意向を伝えることはできても、交渉をするスキルとノウハウはありませんし、もし本当に賠償請求をしてきたら、法廷に立つことができません。やはり弁護士に依頼するのがいいでしょう。
昨今は弁護士も積極的に退職代行を請け負うようになり、ざっくばらんに接してくれますし、LINEでのやりとりも可能です。料金も5~10万円以下なので、連絡した次の日から精神的苦痛から解放されるのであれば安いものです。是非一度連絡してみてください。
コメントを残す