医療事務作業補助者も近年は激務!辞めたいと考えている人がするべきこと

医療事務作業補助者も近年は激務!辞めたいと考えている人がするべきこと

2008年より本格的に病院に導入された医療事務作業補助者。いまでは多くの病院で医療事務作業補助者を採用していますが、中には「仕事が大変で辞めたい」と思っている人も少なくない様子。そこで、今回は医療事務作業補助者を辞めたいと考えている人がするべきことをご紹介します。

医療事務作業補助者(医療クラーク)とは

医療事務作業補助者(医療クラーク)とは

医療事務作業補助者は、医師の事務作業の負担を下げて、患者に向き合う時間を多くすることをコンセプトに2008年に本格導入された職種の1つです。アメリカでは昔から医療クラークと呼ばれて馴染みのある職種でしたが、日本では最近になってようやく政府から補助が出るようになったことにより、ここ10年で急速に導入する病院が増えてきました。

辞めたいと考える医療事務作業補助者が増加中の背景

辞めたいと考える医療事務作業補助者が増加中の背景

医師からはありがたがられる職種となりましたが、実際、医療事務作業補助者で働いていて、「もう辞めたい」と考えている人も少なくありません。

医療事務作業補助者は現時点は民間以外には資格のない職種となります。医療事務作業補助者は、カルテの入力や診療記録の入力代行など、従来の受付業務や接客業の医療事務にはできない業務をこなすことができますが、その一方で医療事務作業補助者の業務範囲内が明確にされていなく、病院によって解釈の違いや任せられる業務範囲が異なっていたりと、問題点もあるのが現状です。

医療事務作業補助者が辞めたいと考える理由

医療事務作業補助者の業務範囲内の中に、「医療サービスの質向上のための業務」がありますが、どうやらこれが原因で辞めたいと考える医療事務作業補助者が増えてきているようです。医療サービスの質向上のための業務とは、非常に幅広い解釈ができて、医師の論文の作成補助(参考文献の調査など)や会議の議事録の作成、責任が重大となる処方の代行なども一般的に可能です。一人の医師に対して医療事務作業補助者が一人、というのであればいいのですが、医療事務作業補助者が一人に対して、対応しなければならない医師が複数人に及ぶ場合、5人から10人の医師の事務作業を代行しなければなりませんので、業務量も過多となってきます。そうなると「残業なしって聞いていたけど、実際は毎日残業」、「面接で聞いていたこととは全然違う業務を任されている」といった問題が発生し、医療事務作業補助者も辞めたいと考えるようになります。

医療事務作業補助者を辞めたい場合のするべきこと

医療事務作業補助者を辞めたい場合のするべきこと

医療事務作業補助者を本気で辞めたいと考えた場合は、どうすればいいのでしょうか。スムーズに辞めることができればいいのですが、一人で何人もの医師の作業代行を請け負っている責任ある医療事務作業補助者や、経験が浅い医療事務作業補助者しかいないことを理由に引き止められて辞められない状況に陥っている人も多くいるようです。医療事務作業補助者で働く4割が業界未経験の人なので、医療業務について詳しくなかったり、特に処方代行に関してはジェネリックを覚える必要があるので、深い知識と経験が必要で勉強することも多くあります。そのため、まだ医療事務作業補助者の職種の歴史が浅い現在は、豊富な知識をもち作業効率が高い医療事務作業補助者は非常に重宝されています。

ただし、医療事務作業補助者のキャリアステップを考えた場合は、あまり長居をする魅力がない職種ともとらえがち。そのため、経験豊かな人材育成が難しく、未経験のパートタイマーを雇ったりする病院も多いです。

もし昇給の交渉や労働時間の削減など、自分が引き続き働ける環境づくりを病院側で考えてくれるなら、引き続き働くのも一つの手。しかし、「それでももう我慢できない。医療事務作業補助者を辞めたい」と言うのであれば、労働法にのっとって、最低2週間前に退職の旨を上司に伝える必要があります。

有期雇用契約で辞めたい場合の対処法

医療事務作業補助者の内、有期雇用で働いていて辞めたいと考えている人は、上記の2週間前の退職では辞めることができません。上記はあくまでも正規雇用されていて、労働法が適用される医療事務作業補助者となります。有期雇用の場合は定められた契約期間は原則まっとうしなければなりません。

しかし、医療事務作業補助者の中には「契約終了まで待てない。いますぐ辞めたい」という人もいるでしょう。そんな場合は、上司と話しあって双方合意の元、契約を終了することができます。もし病院側が合意してくれない場合は、「1年以上勤務」、もしくは「やむを得ない事由がある場合」によって、医療事務作業補助者が一方的に退職をすることが法律によって認められています。このやむを得ない事由は、広義で解釈することができるので、簡単に言えば何でも大丈夫です。

医療事務作業補助者を辞めたいけれど辞められない。そんなときは?

医療事務作業補助者を辞めたいけれど辞められない。そんなときは?

無論病院側が納得しなければ、何かしらのトラブルに発展することもあるかもしれません。もし病院で働いているうちに、「この病院は多分ブラック企業だ」と思う節があるならば、退職代行を扱う弁護士に相談するといいでしょう。相談無料かつ低料金、そして確実に医療事務作業補助者を辞めたいときに辞めることができます。

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