夫が「会社を辞めたい」場合の円満な解決方法

夫が「会社を辞めたい」と言ってきたときの円満な解決方法

ある日突然「今の会社を辞めたいんだが……」と夫から言い渡された妻。あまりの同様に眩暈がしてきます。子供の学費、保険、住宅ローン……、「この不景気に簡単に転職できないわよ!」、「生活どうするの!」と夫に当たってしまうことも。

夫が職場でどんな仕打ちを受けて、堪えてきたかなど知る由もなく夫に迫ってしまうと、夫は行き場をなくしてさらに精神的に参ってしまいます。そこで、今回は夫が「会社を辞めたい」と言い出したときの解決方法をご紹介します。

夫が会社を辞めたい場合。まずは貯蓄で3か月持つか否かを考える

最大3か月間の生活費があれば、当面は安心できる

夫が会社を辞めたい場合、辞めることを前提に考えるならば、まず早急に確認するのが貯蓄している生活費です。日本は失業者に対して非常に手厚く保護されているので、会社都合での退職であれば、申請して最短で一週間後には失業給付金が振り込まれます。一方で自己都合退職であれば、失業給付金が支給されるのは3か月後となりますので、3か月間の蓄えがあれば、ひとまず生活面においては安心することができます。

しかし、できれば会社を辞めたい場合は、夫に頼んで会社に会社都合での退職としてもらうのがおすすめです。失業保険の振り込みの早さだけではなく、受け取れる期間も変わってきます。

会社を辞めたい夫に自己都合退職と会社都合退職の違いを教えてあげて

もしかすると、夫は一刻も早く会社を辞めたいという思いから、会社側の要求をすべて呑む形に迫られている可能性があります。退職後にすぐに転職が難しいと予想される場合は、自己都合退職よりも失業給付金の給付期間の長い会社都合退職を選ぶのも1つの手です。夫はそのことに関してよく知らない可能性がありますので、一度夫婦で話し合いの場を設け、丁寧に説明してあげるといいでしょう。

最も参っているのは会社を辞めたい夫の方。精神的ケアを最優先に

最も参っているのは夫の方。精神的ケアを最優先に

もしかすると、夫は仕事の悩みを家族に打ち明けられずに何か月も苦しんでいたかもしれません。家族を養わなければ、という責任感から日々自分を追い詰めて精神をすり減らしていたかもしれません。もし夫の働く会社が所謂ブラック企業であったら……。

妻や家族が夫に対してしてあげることは、何においても精神のケアです。間違っても会社を辞めたいという夫を責めてはいけません。妻が涙ながらに訴えれば、もしかすると夫は思い直して、働き続けることができるかもしれませんが、その先に未来はありません。それよりも今の職場をきっぱりと辞めて、しばらく療養して新たな就職先を見つける方が、夫だけではなく家族の人生にとっても、よりよいことに間違いはありません。

夫は必ず会社に就職できる!有効求人倍率は1倍以上

心配しないで!有効求人倍率は1倍以上

2021年5月時点で、一部の地域を除いてほぼすべての都道府県において有効求人倍率は1倍以上。新型コロナの影響で低迷しているとはいえ、しっかりとキャリアを積んでいれば、夫の転職はそれほど難しくはないはずです。むしろ、会社を辞めたいという夫には、退職をいい機会ととらえ、旅行に出かけたりして家族の時間を楽しんでみるよう妻の方から提案してみてはいかがでしょうか。日本人は仕事を宿命的にとらえがちですが、結局は生活するための手段でしかありません。政府が用意した手厚い保護を利用して、夫の立場になってあげるのが、円満な解決方法と言えるでしょう。

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