「もう仕事を辞めたいしか考えられない」と言う人に向けて、明日から何をすべきか、対処法を解説します。また、転職するべきか否かも説明するので、既に退職を決意している人はもちろん、「会社を本当に辞めるべきか悩んでいる」と言う人も是非ご参考ください。
目次
仕事を辞めるしか考えられない人が20代・30代に多い理由
「仕事を辞めるしか考えられない」と言うの多くは20代と30代になります。40代以降になると自分のキャリアを落ち着かせたいという思考に切り替わり、今の職場におけるステップアップを考えるのが年収アップの近道とする傾向にあります。
一方で20代、30代のうちは自分の中で「私はもっとやれるんだ」、「いまの年収だと未来がない」と深く考える傾向にあり、また、40代、50代と異なり若者らしい行動力があります。特に独身であれば守るものがないため、仕事を辞めるしか考えられなくなると、すぐにでも退職する人が少なくありません。
「仕事を辞めたいしか考えられない」職場の悩みを解説
「仕事を辞めたいしか考えられない」と言う人は、職場にどのような悩み・理由を持っているのでしょうか。実は仕事を辞めたいしか考えられない人の多くは共通の悩みを携えています。そのため、「こんな理由で会社を辞めたいと思っているのは自分だけ？」、「こんな理由で退職するのは甘え？恥ずかしいこと？」と考えている人は、同じ悩みを持っている人は案外多いことを覚えておくと、少しは気が楽になることでしょう。
仕事を辞めたいしか考えられない理由は「人間関係」。これは甘え？
日ごろから「仕事を辞めたいしか考えられない」と言う人の中には、「人間関係が悪い」ことを理由に挙げる人は少なくありません。人間関係を理由に挙げる人の多くは「でもそれだけで辞めるのは甘えなのかな？」と思う人もいます。
まず覚えておいてほしいのは、大手転職エージェントが毎年公開している転職・退職理由には、決まって「人間関係」が上位にランクインします。仕事ができるできないは関係なく、人間関係により職場を辞める決意をする人は多く、それを「甘え」、「根性がない」、「社会でやっていけない」と言う人は、自分が従業員を辞めさせている原因になっていることを知らない人がほとんどです。
仕事を辞めたいしか考えられない理由が「給料・仕事内容に不満」
仕事を辞めたいしか考えられない理由が「給料・仕事内容に不満がある」場合はどうでしょうか。これは仕事ができる人の意見である傾向が強いです。会社に半年も勤務すれば、その会社の将来性や自分のキャリアステップが具体的に見えてきます。自分のチームリーダーや課長、支店長と飲み会の席でそれとなく年収を訊いて愕然とすることもあるでしょう。
また、仕事内容が自分に合っていない、残業が多い、自分のやりたいことができない、自分のスキルを活かせないといった場合も同様に退職を決意するものです。このように給料や仕事内容に不満をもって、仕事を辞めるしか考えられないのは至極当然と言えるでしょう。
自分のキャリアを考えるなら転職すべき。判断基準を紹介
自分の将来のキャリアを考えるならば、「仕事を辞めるしか考えられない」という心理状態で職場に出勤し続ける必要はまったくありません。仕事を辞めるしか考えられない場合、すでに心身に疲労が蓄積しており、うつ病や適応障害の可能性があります。
これらの精神の病は、ストレスの原因を排除しない限り、内服しても完治することはありません。
そのため、転職を決意する大きな判断基準の1つが「自分の心に従う」こととなります。会社のことを考えると眩暈や吐き気、涙が出てくるといった症状が既に出ている方は危険信号です。
仕事を辞めたいしか考えられないときは「転職エージェント」に相談しよう
仕事を辞めたいしか考えられないときは、まずは転職エージェントに相談して、エージェント担当者から退職から転職までの方向性を提案してもらうのがいいでしょう。友人や同僚、家族には打ち明けられない仕事・職場の悩みも担当者なら話せるはずですし、親身になってくれるでしょう。
仕事を辞めたいしか考えられない人向けの退職から転職手順
以下では仕事を辞めたいしか考えられない人に向けて、退職から転職までスムーズに運ばせる手順とポイントをご紹介します。
1．転職活動は仕事中にやる（違法ではない）
転職活動は原則現職の勤務中にやるのがおすすめです。よく問い合わせがある内容として「上司に見つかったら怒られる」、「損害賠償を請求される」といったものがあります。怒られるのは仕方ありませんが、日本においては現職中に転職活動を行うが普通となるため、それによる損害賠償の請求はありません。
2．会社の退職規定を確認＆退職届を提出
まず、円満退職を求めるなら、会社の規定に沿って辞めるようにしましょう。人事やイントラネットにある就業規則内の退職規定をまずは探してください。一般的には3か月前に申し出るとあるケースが多いです。
また、退職届も作成して、上司に提出する準備もしましょう。このときのポイントとしては、「上司に相談すると同時に退職届を提出」することです。こちらの意思が固いことを示す必要があります。
3．簡単に辞められない、自分から言い出せない場合は「退職代行」の利用も可能
人によっては仕事を辞めたいしか考えられない人であっても、自分から上司に退職を言い出せない人もいます。上司がパワハラ体質であったり、会社側がそれを容認している姿勢である場合は、退職代行サービスを利用するのもおすすめです。
退職代行を利用すれば、会社の退職規定が3か月前の申告であっても関係なく2週間後に労働契約を解除できます。退職までの期間中は有給休暇の消化、もしくは無給の欠勤が可能です。
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弁護士法人「みやび」は東京に本社を置き退職代行サービスを提供している法律事務所です。
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