深夜勤務と急なシフト変更で限界に。23歳の飲食チェーン正社員が退職代行を使った理由
目次
この記事のモデルケース
| 業種 | 飲食店(大手チェーン・店舗勤務) |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 年齢・性別 | 23歳・男性 |
| 勤続年数 | 1年半 |
| 主な悩み | シフト固定できない・深夜労働・体力的に限界 |
| 退職方法 | 退職代行(弁護士) |
※本記事はLINE相談事例をもとに構成したモデルケースです。個人の特定につながる情報は変更しています。
働いていたころの状況
大手飲食チェーンに新卒で入社し、店舗スタッフとして配属されました。「食の仕事に関わりたい」という気持ちで選んだ職場でしたが、研修期間が終わった途端に現場の過酷さが見えてきました。
典型的なシフトの実態
月初に希望を出すが、翌週のシフトが直前まで確定しないことも多い。友人との約束も入れられず、「来週何してる?」と聞かれても答えられない状態が続いた。
閉店後の片付け・発注・棚卸しが重なり、退勤が翌2〜3時になることも。翌日は昼前から出勤するシフトが入り、睡眠が4時間以下の日が続いた。
「欠員が出た」「今日来られる?」と連絡が入る。社員という立場上、断りにくく、実質的に休めない週が増えていった。
疲れを取るだけで1日が終わる。深夜帰宅→食事→風呂→睡眠のループで、起きた時点で夕方になっていることも多かった。
限界を感じた瞬間
入社1年が過ぎた頃から、身体に異変が出始めました。
- 体重が5kg落ちた:食事の時間が取れず、まともに食べられない日が続いた
- 眠れなくなった:疲れているのに眠れない、眠っても2〜3時間で目が覚めるようになった
- 気力がなくなった:休日に何もしたくなくなり、友人の誘いを断り続けた
「辞めます」が言えなかった理由
辞めたいと思っていても、実際に口に出せなかった理由がありました。店が慢性的な人手不足で、自分が辞めることで残るアルバイトスタッフに迷惑がかかるという罪悪感。そして「根性がない」「甘えている」と思われそうで、怖かったのです。
飲食業界が「辞めにくい」3つの理由
LINE相談78,690件(2026年5月時点)の中で、飲食業界からの相談は件数が多く、「辞められない」理由には共通したパターンが見られます。
① 人手不足による罪悪感
辞めたいと思っても、すぐに言い出せなかった理由は人手不足でした。自分が抜ければ、店長か他の社員がその分のシフトに入ることになる。アルバイトの子たちにも迷惑がかかる。そう考えると、退職したいという気持ちを口にするだけで、裏切っているような感覚がありました。
② 「根性論」が根強い文化
職場では「飲食はきつくて当たり前」「若いうちは踏ん張る時期」という空気もありました。体力的に限界だと感じていても、それを弱音として受け取られそうで、上司に相談することもできませんでした。店長自身も常に忙しそうで、相談できる雰囲気ではなかったのです。
③ 店長・社員への直接申告のハードル
毎日顔を合わせる職場で「辞めます」と言い出すこと自体が大きなプレッシャーです。言い出した後の気まずさ、引き止められたときの断り方が分からない——そういった不安で踏み出せない人も少なくありません。
シフトの穴を理由に引き止められそうな方や、上司に退職を切り出すこと自体が難しい方は、ひとりで抱え込まずに相談してみる方法もあります。

退職代行を知ったきっかけ・迷った理由
きっかけはYouTube
深夜勤務明けにスマホをぼーっと見ていたとき、退職代行を紹介する動画が流れてきました。「会社に一切連絡せずに辞められる」という内容に最初は半信半疑でしたが、調べていくうちに「これなら自分にもできるかもしれない」と思うようになりました。
迷った点
- 費用:数万円の出費を「もったいない」と感じたが、「このまま1ヶ月働き続けるダメージを考えたらむしろ安い」と考え直した
- 後ろめたさ:「逃げているみたいで嫌だ」という気持ちがあったが、「自分の健康を守ることは逃げじゃない」と割り切った
- 弁護士か民間か:万が一トラブルになったときのことを考え、弁護士が対応するサービスを選んだ
実際に依頼してみた流れ
深夜勤務が終わったタイミングでLINEから相談。24時間対応だったため、その場で話を聞いてもらえた。
料金と流れの説明を受け、翌朝に正式依頼。「次の出勤日に連絡してほしい」と伝えた。
退職代行から店長に連絡が入る。有給消化の申請と退職日の通知が同時に行われた。
「本人と話したい」という連絡が代行側に入ったが、「本人は対応できない状態です」と代行側が対処。以降の連絡はすべて代行経由になった。
有給残8日を消化し、2週間後に退職完了。制服は郵送で返却。
辞めた後の変化
身体・生活の変化
- 退職翌日から「次の出勤がない」という安堵感で、久しぶりに朝まで眠れた
- 1週間で食欲が戻り、1ヶ月で体重が3kg戻った
- 友人と会える時間ができ、「普通の生活」を取り戻せた実感があった
その後の選択
退職後は1ヶ月ほど体を休め、その後は日勤固定・土日休みの事務職へ転職しました。「飲食が嫌いになったわけではないけど、今は規則正しい生活がしたかった」という判断です。転職活動は約3週間で内定が出ました。
同じ状況の人へ伝えたいこと
「飲食はきつくて当たり前」という言葉で自分の状態を正当化し続けていると、気づいたときには身体が先に限界を迎えることがあります。体重が落ちた、眠れなくなった、気力がなくなった——これらは、環境を変えるべきサインかもしれません。
退職を「逃げ」と感じる必要はありません。自分の健康を守ることは、最も基本的な自己管理です。直接言い出せない状況であれば、退職代行という選択肢を検討してみてください。まずはLINEで無料相談だけでもしてみることをおすすめします。





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