不動産営業のノルマで限界だった27歳男性が退職代行を使った話|引き止め・即日退職の体験談
目次
この記事のモデルケース
| 業種 | 不動産業(売買営業) |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 年齢・性別 | 27歳・男性 |
| 勤続年数 | 2年半 |
| 主な悩み | ノルマのプレッシャー・引き止めが怖い・即日退職したい |
| 退職方法 | 退職代行(弁護士) |
※本記事はLINE相談事例をもとに構成したモデルケースです。個人の特定につながる情報は変更しています。
働いていたころの状況
新卒2年目で転職し、中堅の不動産仲介会社で売買営業として働き始めました。「稼げる」「宅建を取れば収入が上がる」という期待から飛び込みましたが、実態は入社前と大きく違っていました。
不動産営業の日常
- 月次ノルマ:個人に件数・売上の両方が課される。未達が続くと朝礼や夕礼で公開される
- 土日出勤:内見・オープンハウス・商談は週末集中。休日に働いて平日代休、しかし代休はアポで潰れる
- テレアポ・飛び込み:反響が少ない時期はテレアポ100件・飛び込み50件のノルマが課された
- 反響対応からローン審査まで:ポータルサイトへの物件掲載・反響電話への即応・内見調整・ローン審査対応・重要事項説明書の作成まで、すべて一人の営業が担う
限界を感じた瞬間
2年半が経過した頃、連続してノルマ未達が続くタイミングが来ました。
- 朝礼で「今月も0件か」と全員の前で言われ、その場で頭が真っ白になった
- 帰宅してもスマホの着信やメールが気になり、精神的に「オフ」になれる時間がなくなった
- 食欲が落ち、体重が2ヶ月で4キロ減っていた
- 「今月取れなければ給与が下がる」というプレッシャーが常に頭にあり、眠れない夜が続いた
「退職を言い出せなかった」理由
ノルマ未達が続いている状況で「辞めます」と切り出すと、「結果も出せないくせに」「お客さんをどうするんだ」と責め立てられることが目に見えていました。引き止めの圧力に負けず退職意思を貫き通す自信がなく、退職を言い出すこと自体を先延ばしにしていました。
不動産営業が「辞めにくい」3つの理由
LINE相談78,690件(2026年5月時点)の中で、不動産営業からの相談には固有のパターンがあります。
① 引き止めへの恐怖
朝礼での詰め・感情的な上司・体育会系の社風を経験してきた人ほど、「辞めると言ったら何をされるか」という恐怖感が強くなります。「担当客に迷惑がかかる」「損害賠償になる」などの言葉が使われるケースも報告されています。ただし、一般的に通常の退職で損害賠償が認められるケースは非常に限定的と考えられています。
② 「担当客がいる」という縛り
不動産取引は数ヶ月にわたるため、「今進行中の契約が終わるまで」「このお客さんの引き渡しが終わるまで」と退職を引き延ばされるケースが多く見られます。しかし、正社員など無期雇用の場合、法律上は退職の意思表示から原則2週間で退職できる可能性があります。
③ ノルマ未達での「負い目」
ノルマに届いていない状態で辞めることへの心理的な引け目から、「もう少し頑張ってから辞めよう」と先延ばしになりやすい傾向があります。しかし、精神的な消耗が続く状況での先延ばしは、さらに状態を悪化させることも少なくありません。
引き止めへの不安や直接言い出しにくい状況がある場合は、退職代行という選択肢を検討してみてください。
退職代行を知ったきっかけ・迷った理由
きっかけはSNSの体験談
「不動産営業 辞めた」で検索していたときに退職代行の体験談を見つけました。「自分で言わなくていい」「即日対応できる」という点が自分の状況に当てはまると感じ、弁護士が対応するサービスを調べ始めました。
迷った点
- 「担当客に迷惑がかかる」という感覚:進行中の案件があったが、「会社として対応する義務がある」と割り切った
- 損害賠償への不安:会社側から脅し的に言われた「損害賠償」について弁護士に確認し、一般的に通常の退職で請求されるケースは非常に限定的と教えてもらった
- 即日退職が可能かどうか:体力・精神的に限界だったため「一日でも早く」と思っていた。弁護士対応のサービスであれば、会社側への連絡を翌日から止めてもらうことも相談できると分かった
実際に依頼してみた流れ
帰宅後、深夜にLINEで相談。「ノルマ未達が続いている・引き止めが怖い・進行中の案件がある」という状況を伝えた。
料金・対応範囲・即日対応の可否を確認し、正式に依頼。有給残日数の申告と、「翌日から出勤しない」形での退職を希望した。
退職代行から会社の人事部および直属上司に連絡が入った。本人への直接連絡は代行側を通すよう伝えてもらった。
「担当案件をどうするんだ」「このタイミングは困る」という連絡が代行側に届いたが、弁護士から法的な観点での対応がなされた。本人への連絡は以降来なくなった。
有給残8日を消化して退職。会社の備品(名刺・鍵・マニュアル等)は郵送で返却した。
辞めた後の変化
身体・生活の変化
- 朝礼のプレッシャーがなくなり、朝に起きることへの恐怖感が消えた
- 食欲が戻り、2ヶ月で体重が元の水準に近づいた
- 「ノルマを達成しなければ」という思考が常に頭を占領していた状態から解放された
その後の選択
不動産の知識を活かして、住宅メーカーのインサイドセールス職に転職しました。テレアポや飛び込みではなく、問い合わせ対応中心の業務に変わったことで、ストレスが大幅に減ったと話しています。宅建資格は転職活動でも評価されました。
同じ状況の人へ伝えたいこと
「引き止めが怖い」という気持ちは、実際に不動産営業の職場を経験した人なら自然な感情です。毎日の朝礼・感情的な詰め・担当客への責任感が重なると、「辞める」と言い出す一歩が非常に重くなります。
ただ、眠れない・食べられない・朝が来るのが怖い——そうした状態が続いているなら、会社との直接交渉を自分でやり切る必要はありません。弁護士が間に入ることで、引き止めや強引な交渉への対処を任せながら退職を進められる場合があります。まずはLINEで無料相談だけでも構いません。




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