軽貨物の業務委託をすぐに辞めたい場合の流れとトラブル回避術

軽貨物の業務委託をすぐに辞めたい場合の流れとトラブル回避術

軽貨物の業務委託は業界の中でもかなり闇が深いとされています。今回はすぐに軽貨物の仕事をすぐに辞めたい場合の流れや、トラブルが発生したときの回避方法、および相談先をご紹介します。

軽貨物の業務委託の実情・実態とは

軽貨物の業務委託の実情とは

軽貨物の業務委託は正社員のドライバーよりも闇が深くブラック化する実情・実態があります。
まず、軽貨物の業務委託は会社の従業員ではありませんが、基本的に業務内容は正社員と何ら変わらないことがほとんどです。

しかし、年金や保険は自分で払わなければならないため、それを加味して毎月の最低収入を自分で決める必要があります。

軽貨物の業務委託を引き受ける場合、収入は1件当たりの手数料となりますが、売上に応じ変動する場合と固定手数料のいずれかを会社と契約することになります。前者の場合は運送品の売上が高くなればそれだけ自分に入ってくる手数料も上がりますが、実情は1個数百円程度の小さな案件ばかりを1日50~100個ほど任されるのがオチとなり、朝から深夜まで働かざるを得ないのが常となります。

パートや派遣など有期契約労働者の雇止めも多い

パートや派遣、アルバイトといった、有期契約で軽貨物の会社で働いている人は、5年以上働くと、無期限雇用となる正社員雇用の申し込みを会社にできます。会社はこれを断ることができないので、昨今多くの軽貨物の会社が4年で契約更新を解除する「雇止め」をしているのが問題となっています。

ちなみに雇止めは法の観点から違法性が高いため、裁判で訴えることによって契約解除を無効とすることができますが、軽貨物会社のような小さな企業に裁判をしたあとも働き続けることは現実的ではありません。そのため、多くの人が泣き寝入りしているのが現状にあります。

軽貨物の業務委託ドライバーはやばいって本当?何が?

軽貨物の業務委託ドライバーはやばいって本当?何が?

軽貨物の業務委託ドライバーは、上記の手数料が主な収入となりますが、手取りはもっと低く、車の償却費用やガソリン代、高速代などはすべて自腹で負担することになります。

また、仮に事故を起こして商品が駄目になってしまった場合は、会社側が損害賠償を業務委託ドライバーに請求することもあります。商品が高額な場合は、一度の事故で破産してしまう可能性もあります。

無論全額負担をする必要は基本的にありませんが、法的見解や知識を知らないと、会社に脅されて支払わされるケースも散見されます。

保険に入っているのに、保険代の名目で手数料を徴収される

軽貨物の業務委託に慣れてきたら、自分の車の貨物保険に加入するものですが、なぜか業務委託先の会社から保険代名目の手数料を取られることがあります。質問をしても「決まりだから」の一点張りで、これが毎月少なくない額差し引かれることがあります。

「もう軽貨物の業務委託を辞めたい」というドライバーの本音を覗いてみると、どの人も共通している意見が「軽貨物の仕事をするのに、業務委託契約を結んでいる意味がない」、「軽貨物で個人事業主・フリーランスは収入が低くなる」と言うものです。

生活できないから軽貨物の業務委託を辞めたい!

軽貨物の業務委託を辞めたいと考える人の共通点

軽貨物の業務委託を辞めたいかどうかは、取引業者、もしくは元請け業者の“質”で決まるといっても過言ではありません。

軽貨物の業務委託に満足している人の多くは、1日1万2000円以上稼ぐことができて、その内訳を見てみると遅配がほぼないことが挙げられます。

また、契約時には「月50万円稼げるよ」と言われて契約したにも関わらず、実際働いてみると20万円程度しか稼げない月がずっと続き、会社に直談判しても「そういう月もあるといっただけで、絶対に稼げるとは言ってない」と突っぱねられるのがオチです。

また、業務委託という性質上、法律よりも最初の業務委託契約書に記載されていることが重要視されるため、こちらを疎かにすると、契約書面に「弊社ブランドロゴを業務上使用するにあたってのロイヤリティを支払うこと」などといった一文があるかもしれません。

軽貨物は業務委託の中ではとっつきやす仕事ですし、車さえあれば特殊なスキルもありませんので、多くの人が考える職種と言えます。しかし、「軽貨物だけでは生活できない」と言う人も多くいます。生活できるかどうかは、上述したように、元請けの質に依存すると言っていいでしょう。

軽貨物のドライバーがばっくれは絶対に駄目な理由

軽貨物のドライバーがばっくれは絶対に駄目な理由

軽貨物のドライバーを辞めたいと感じた場合、人によっては「ばっくれてもいいかな」と考える人もいますね。もし元請けの会社との人間関係が悪ければ、より強くばっくれることも視野にいれるでしょう。

しかし、業務委託契約を結んでいる軽貨物のドライバーは「有期契約労働者」であることが多いです。無期限ではなく有期契約の場合、契約期間中にばっくれてしまい、会社側が損失を出した場合、高い確率で賠償金の支払い義務が生じます。そのため、何か特殊な事情がない限りばっくれて会社と決別することは避けてください。

契約書や求人の内容と違う業務・条件の場合は辞めたいときに辞められるって本当?

契約書の内容と違う業務・条件の場合は辞めたいときに辞められるって本当?

実は軽貨物の業務委託ドライバーは、もし契約書の内容と異なる業務内容・条件で合った場合は、相手企業の契約不履行となり、いつでも業務委託契約を解除することができます。

民法では2週間後の労働契約の解除といった法令がありますが、契約書と実情が違う場合は、即辞めることができます。

求人内容で「騙された」と思う軽貨物ドライバーと会社の言い分

求人内容で「騙された」と思う軽貨物ドライバーと会社の言い分

上記でご紹介したように、軽貨物の会社が提示する求人や契約内容と違うケースは非常に多く見受けられます。しかし、軽貨物の業務委託の日々の業務は自己の裁量によるところが多いため、会社側が「嘘はついていない。本当に月50万円稼ぐ人はいる。貴方の回り方や効が悪いだけ」と言えば、受託者は言い返すことが難しくなります。

軽貨物の業務委託をすぐに辞めたい場合の相談先

軽貨物の業務委託をすぐに辞めたい場合の相談先

上記のような軽貨物の業務委託契約内容が違っていたり、また会社から暴言やパワハラを受けていたり、心身共に疲弊してしまい、これ以上働けないような状況に陥っているときは、業務委託契約の即解除に動きましょう。

ただし、「疲れたから辞めたいです」などといっても、もちろん会社側は許してくれません。
そこで、おすすめとなる相談先が「退職代行業者」です。

退職代行サービスを利用すれば辞めたいときに辞められる

会社から引き止められたり、脅されたりして辞めたいけど辞められない状況であっても、退職代行サービスを利用することによって、「辞めたいときに辞められる」ようになります。

そのため、まずはLINEによる無料相談の問い合わせをしてみてはいかがですか。

退職代行サービスを利用して賠償金の支払いを回避。逆に請求できるかも

退職代行サービスを利用することによって、辞めたいときに簡単に辞めることができるだけではなく、仮に会社が賠償金を請求してきた際にも有効利用することができます。

自分に非があるとしても会社の言い値を全額支払う必要はありませんし、理不尽な要求をしてくるようであれば、慰謝料の支払いを会社側に請求することもできます。

それ以外にもパワハラやセクハラ、規定の報酬の未払いなどもすべて要求することができるので、何かしら軽貨物の会社とトラブルが発生しているのであれば、一度下記法律事務所に相談してみるといいでしょう。

弁護士法人「みやび」は東京に本社を置き退職代行サービスを提供している法律事務所です。

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