退職できない人が読む、絶対に退職できる方法

退職できない人が読む、絶対に退職できる方法

昨今は若いうちに複数回の退職・転職を繰り返すのも普通になってきました。しかし、日本では「退職できない・退職させてくれない」ような会社が多いのも事実です。自分の人生より豊かなものにするため、退職できないと悩んでいる人は、対策と解決方法を覚えてみてはいかがでしょうか。

やりがい、人間関係、給料、残業……。
退職には様々な理由があります。
たくさん悩んで退職を決意し上司に相談しても、叱られる、引き止められる、はぐらかされる……結果、退職時期を引き伸ばされてしまう、なんて退職できないことも。では、実際にどう動けば退職への道が切り開けるのでしょう。今回はそんななかなか退職できない会社や上司に対して有効な方法をまとめてみました。

退職できない人がまずやるべきことは「法律を味方につける」

退職できない場合:法律を味方につける

退職に法律だなんて大げさと思われる方もいるかと思いますが、実はこれは大事な事です。
なぜなら、法律で退職(辞職)の自由が認められているからです。
憲法22条では職業の選択の自由が認められていますし、雇用主側にも憲法18条では奴隷的拘束が禁じられています。民法ではより詳しく労働についての取り決めがあります。そのため、日本において、実際のところ「退職できない」ことはあり得ないのです。

期間の定めのない労働契約(民法627条2項)

契約期間に決まりがない場合原則として2週間前に退職を申しでる必要があり、さらに退職理由も必要ありません。
退職を申し出てから2週間経過した時点で契約を終了することができます。
しかし月収制の場合は月の前半に退職を申し出る必要があります。月後半に申し出た場合は翌々月に契約を終了することができます。

期間の定めがある労働契約(民法628条)

契約期間の途中で退職をする場合はやむを得ない事由が必要です。
やむを得ない事由例
・賃金の支払いが行われない
・違法行為の強要
・パワハラや職場の環境が劣悪
・病気
・帰省

などがあげられます。ちなみにやむを得ない事由で退職を申し出た場合、直ちに契約を解除することができます。もし退職できないことに悩んでいるのであれば、それは会社や上司が違法行為を行っている可能性が高いです。

法律以外にも会社の規定も確認しておく必要もあります。退職できない=退職させてくれない会社は、法律よりも会社規定を重んじているケースが見られます(もちろん違法)。しかし、例えば会社規定で退職の申し出は3か月前になどと決まりがある場合は、なるべく礼を守り従うのが日本社会の常となります。ただし、法律ではあくまでも2週間前の申し出で退職することができ、会社の規定は法律の下にあるため、会社の規定を必ずしも守る必要はありません。もしどうしても退職できない場合は、退職届を上司にだした時点で法的拘束力が発生するので、会社は当該従業員を退職させなければなりません。

退職できない場合は、まず退職理由を見直そう

退職できない場合:退職理由を見直す

例えば「給料が安いから」、「残業が多い」、「昇進できない」などといった理由から退職したい場合、正直に伝えるのは避けましょう。会社側の待遇を指摘するような内容だと「改善する!」と言われ退職できない事態になります。言いたいことはあるでしょうが、指摘や非難は揉め事に発展しかねません。

退職理由は引き止めにくい理由を伝えましょう。例えば「新しいことにチャレンジしたい」や「起業したい」などキャリアアップなどの理由は引き止めにくいものです。
また、退職できない場合は体調面や育児・介護など家庭の事情を持ち出すのも有効でしょう。

引き止め・脅し・はぐらかしによる退職できない場合の対処法

引き止め・脅し・はぐらかしの対処法

引き止めや脅し、はぐらかしによっていつまで経っても退職できない、退職届を出す機会を与えてくれないこともあります。
昇進させる!や給料UP!と言われた場合はまずその厚意に感謝を伝え前向きな退職意思を伝えましょう。
逆に損害賠償を求められたり脅された場合は、感情的にならずに冷静に話し合いを。

それでも脅される場合は、弁護士など退職代行を取り扱っている専門家に相談するのが良いでしょう。口頭で伝えたにもかかわらず聞いていないなどとはぐらかされ、退職できないケースもよくあります。その場合の対処法はメールを送ること。上司に口頭で伝えたその日中にメールを送りましょう。伝えたという事実とその日時を形として残しておくことではぐらかし防止につながります。また、開封通知設定をするのもおすすめ。「メールを見てない」という言い訳を抑えることができます。

退職できないときは退職するための知識を身に着けよう

退職できないときは退職するための知識を身に着けよう
  • 法律を知り退職の自由があることを忘れずに。
  • 退職理由は前向きな理由や体調・家庭事情など引き止めにくい理由を。
  • 引き止めは強い意志で前向きな意思を伝えよう
  • 口頭で退職の申し出の後再度上司にメール。

退職はあなたにとってチャンスです。上司に引き止められたり脅されたりして退職できない場合は、上記で紹介した方法と対策を試してみてください。明るい未来のために参考にしていただけると幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA



The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.