工場の夜勤で体を壊した38歳男性が退職代行を使った話【辞めさせてもらえない・モデルケース】

※本記事は実際の相談傾向をもとに作成したモデルケースです。特定の個人・企業とは関係ありません。

工場(製造業)正社員が退職代行を使った体験談|夜勤で体を壊した30代男性のリアルな話

📋 この記事のモデルケース

業種 工場(製造業)
雇用形態 正社員
年代・性別 30代後半・男性
勤続年数 11年
主な悩み 夜勤による体調不良、辞めると言えない職場の雰囲気、人手不足で引き止めが激しい

工場(製造業)で働いていたころの状況

地元の製造業の会社に入社したのは、26歳のときだった。当時は「安定してるから」という理由で選んだ仕事で、最初はそれほど嫌いじゃなかった。ラインで製品を組み立てる単純作業だったけど、慣れれば体が勝手に動くようになるし、職場の先輩たちも悪い人間はいなかった。

問題は、入社して3年目くらいから夜勤シフトに本格的に組み込まれてからだ。工場は24時間稼働で、昼夜2交代制。週ごとに昼勤と夜勤が入れ替わる「変則二交代」というやつで、体内時計が完全に狂う。慣れると言われていたが、11年経っても俺は慣れなかった。

30代に入ってから、体に目に見えて変化が出てきた。夜勤明けに眠れない。昼間に寝ようとしても2〜3時間で目が覚めてしまう。そのまま次の夜勤に入る。慢性的な睡眠不足で、頭が常にぼんやりした状態が続いた。消化器系にも不調が出始めて、胃が常に痛かった。

それでも「みんな同じ条件でやってるから」と自分に言い聞かせて働き続けた。11年という年数がどんどん呪いみたいになっていった。辞めたら11年が無駄になる気がして、なかなか踏み出せなかった。

夜勤で体を壊した、人手不足で辞めさせてもらえない——限界を感じた瞬間

限界だと感じたのは、37歳の秋だった。夜勤明けに自転車で帰宅中、ふらついて転倒した。大きなケガにはならなかったが、立ち上がった瞬間に「このまま続けたら死ぬかもしれない」と、はっきり思った。大げさじゃなく、本当にそう感じた。

その週末に、かかりつけ医に相談したら「自律神経の乱れが相当ひどい。仕事を変えることを強くすすめる」と言われた。そのときに初めて「辞めよう」と心に決めた。

ところが、直属の上司に「退職したい」と言ったら、想像以上の引き止めにあった。うちの工場は人手不足が深刻で、俺が抜けると夜勤のシフトが回らなくなると言う。「あと半年待ってくれ」「お前が辞めたら若い子に迷惑がかかる」。そういう言葉を何度も言われた。

一度は引き下がってしまった。職場に申し訳ない気持ちもあったし、長く一緒にやってきた同僚への罪悪感もあった。でも体は正直で、引き下がった翌週から胃痛がさらにひどくなった。

2回目に退職の意思を伝えると、今度は上司を飛び越えて工場長から呼び出しを受けた。「お前が辞めたら損害賠償請求も考える」という言葉まで出てきた。さすがにこれは脅しだとわかっていたが、言われた瞬間は怖くて足が震えた。もう自分一人では何も動けないと感じた。

「お前が辞めたら損害賠償を請求する、って言われたとき、本当に頭が真っ白になった。それが脅しだってわかっていても、その場では何も言い返せなかった」
退職代行を使うまでの気持ちの変化(工場・夜勤)
退職代行を使うまでの気持ちの変化(工場・夜勤)

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退職代行を知ったきっかけ・迷った理由

工場長に脅し文句を言われた夜、眠れないままスマホをいじっていたら「退職代行」という言葉が目に入った。最初は「こんなサービスがあるのか」という程度の興味だった。でも調べれば調べるほど、自分の状況にぴったりだと感じた。

退職代行というのは、本人の代わりに退職の意思を会社に伝えてくれるサービスだ。自分が上司や工場長と直接やりとりする必要がなくなる。損害賠償についての交渉が必要になるかもしれない、という点を考えると、弁護士法人が対応する退職代行を使うのが安心だと知った。

迷った理由は2つあった。ひとつはお金。費用がかかるのは事実で、正直に言えば「自分で辞めればタダなのに」とは思った。もうひとつは、「こんなサービスに頼るのは逃げじゃないか」という気持ちだ。11年働いた職場をこういう形で去っていいのか、という罪悪感は正直あった。

でも損害賠償の話まで持ち出してきた会社に対して、俺が誠実に向き合い続ける義理はあるのかと考え直した。体を壊しながら11年貢献してきた。それで十分じゃないか。迷いが消えたわけじゃなかったけど、体がもう限界だった。

実際に依頼してみた流れ(相談から退職完了まで)

弁護士法人が対応する退職代行に絞って探し、問い合わせフォームから相談した。夜中の1時ごろに送ったが、翌朝には返信があった。まず状況をヒアリングしてもらい、「損害賠償の件は法的に根拠がないケースがほとんどですので、ご安心ください」と説明を受けた。その一言でかなり気持ちが楽になった。

正式に依頼したのはその2日後。必要書類の確認と、退職日や有給消化についての希望を伝えた。「本人は出社不要。今日から会社との連絡は弊社が代行します」と言われたとき、本当に肩の荷が下りた感じがした。

依頼した翌日、会社側に退職の意思が伝えられた。工場長から俺のスマホに着信が来たが、「担当者に連絡するよう伝えてください」とだけ返信して、あとはすべて代行側が対応してくれた。

引き止めや交渉は担当の方がすべて対応してくれた。有給が14日分残っていたので全部消化し、退職日が確定するまで2週間ほどかかったが、その間俺は一度も会社に行かなかった。離職票や健康保険の手続きについても、送付先や手順を丁寧に教えてもらえた。

11年勤めた会社を、最後まで誰とも顔を合わせることなく辞めた。それが冷たいことだとは思わない。会社側が脅しを使ってきた時点で、もう普通の関係じゃなかったから。

「依頼した翌日から、工場長からの電話を自分が取らなくてよくなった。たったそれだけのことで、あんなに眠れるようになるとは思わなかった」
退職代行を使った流れ
退職代行を使った流れ

辞めた後の変化

退職して最初の1週間は、ひたすら寝た。アラームをかけずに眠って、自然に目が覚める生活。それだけで体がみるみる回復していくのがわかった。胃痛は退職から10日ほどで落ち着いた。かかりつけ医にも「顔色が全然違う」と言われた。

転職活動は、退職から1か月後に始めた。製造業の経験を活かしつつ、夜勤のない日勤固定の職場を条件にして探した。2か月弱で内定をもらい、今は同じ製造業でも昼間だけ働く仕事に就いている。収入は少し下がったが、体と睡眠が安定していることの価値は計り知れない。

「11年無駄にした」とは、今は思っていない。あの経験があるから、今の仕事の細かいノウハウも活きている。ただ、もっと早く動けばよかったとは思う。「体を壊す前に逃げること」は、恥でも逃げでもない。自分の体を守ることだ。

同じ状況の人へ伝えたいこと

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「辞めると言ったら引き止められる」「人手不足で迷惑がかかる」「損害賠償とか言われたらどうしよう」——そういう不安で動けなくなっている人に、俺の体験が少しでも参考になれば嬉しい。

まず、損害賠償の脅しは法的にほぼ根拠がない。労働者が退職を申し出ることは民法上の権利だ。特に、夜勤による体調不良など健康上の理由がある場合はなおさらだ。俺はそれを知らなかったから怖かったが、知っていれば最初から落ち着いて動けたと思う。

次に、退職代行を「逃げ」だと思わないでほしい。本当の逃げは、体が壊れるまで何もしないことだ。自分を守るために使えるサービスを使うことは、正しい判断だ。

迷っているなら、まず相談だけしてみることをすすめる。俺が使ったのも弁護士法人が対応する退職代行で、相談の段階では費用もかからなかった。話を聞いてもらうだけで、頭の中が整理された。

あなたの体は、一つしかない。職場の都合よりも、あなた自身の健康と人生を優先していい。それだけは、11年かけて体で学んだことだから、自信を持って言える。

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