個人の依頼を引き受けているほとんどの弁護士が任意整理を請け負っていますが、どの弁護士に依頼するべきか迷ってしまいがちです。そこで、今回は任意整理を依頼する弁護士の選び方やポイントなどをご案内します。
弁護士によって費用やサービスは大きく異なるのでご注意ください。
目次
任意整理を依頼する弁護士の選び方とは
任意整理は多くの弁護士が扱っている案件ではありますが、依頼する弁護士によって費用やパフォーマンスが異なります。中には任意整理をする方に対して、相場よりも高額な料金をふっかけて、分割払いを迫る弁護士もいます。そのため、弁護士を初めて利用するという方は、ここで紹介する弁護士の選び方を知って、低料金で質の高い事務所に依頼しましょう。
選び方① 誠実で優しい対応をしてくれる弁護士を選ぶ
任意整理は弁護士案件の中では、あまり儲からない依頼の1つです。そのため、弁護士によっては依頼者を粗悪に扱ったり、高圧的な態度で対応するところもあります。もちろんそんな弁護士事務所に任意整理を依頼したところで、満足いく結果になるとは到底思いません。しっかりと依頼者の立場になって、優しく誠実な対応をしてくれる弁護士を選ぶといいでしょう。
選び方② 相談料・着手金なし・分割払い対応の弁護士に任意整理を選ぶ
任意整理を依頼する方は、どの人も手持ちの資金に余裕がありません。にもかかわらず、相談料や着手金といった敷居が高い玄関があると、その門をくぐることができる人はごくわずかです。任意整理に強みを持っている弁護士は、往々にして相談料や着手金は0円に設定しています。着手金は0円、もしくはすべて終わったあとの後払いといった弁護士を選ぶといいでしょう。
ちなみに相談料は無料のところを選ぶべきですが、有料の弁護士は1時間5000~1万円に設定しています。任意整理を依頼する人にとっては高い料金なので、やはり相談料を有料にしている弁護士を選ぶべきではありません。
選び方③ 任意整理の相談の時点で明瞭な費用の説明がある弁護士を選ぶ
任意整理の相談を弁護士にする場合、最初に気になるのはやはり費用面ですよね。いくら任意整理がうまくいったとしても、弁護士に支払う費用が高ければ意味がありませんし、不透明な費用の提示を受けて、のちほど追加料金やオプションが発生してしまったり、なぜか高額な実費請求をされてしまうといったケースもあります。
そのため、相談の時点で任意整理にかかる弁護士費用、実費、手数料、成功報酬などをきちんと説明してくれる弁護士に依頼したいところです。
任意整理の弁護士の選び方:地元と全国対応(遠方)はどちらがおすすめ?
任意整理の依頼で弁護士を選ぶ際は、地元と遠方(全国対応)どちらを選ぶべきでしょうか。やはり地元の弁護士の方が何かと便利なのでしょうか。
一昔前までは任意整理は地元の弁護士に依頼するものでしたが、いまはネットやスマホが普及しているIT時代です。Emailや電話、ビデオ会議システムなどを用いれば、遠方の弁護士とも問題なく対話をすることができます。ただし、あまりに混み合った案件の場合は、直接会うことを要求する弁護士もいます。
任意整理を弁護士に依頼したときの費用相場
任意整理を弁護士に依頼する際の費用の相場は、「1社につき2~5万円」程度となります。例えば5社から借り入れをしているならば、その分費用はかかってきます。また、これはあくまでも弁護士費用となり、その他交通費や通知の郵送料といった実費が1万円前後かかります。
また、それとは別に成功報酬も発生します。例えば過払い金で20万円戻ってきたら、その15~20%前後を報酬として弁護士に支払う必要があります。
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