信用情報の異動削除を弁護士に依頼するべき人と注意点

信用情報削除の依頼をするときのポイントと注意点

信用情報の異動削除を弁護士に依頼する際は、まずは自分で確認するべき事項があります。信用情報の異動削除依頼は原則弁護士となるので、費用が掛かる前に確認しておくといいでしょう。今回は信用情報の異動削除依頼に関する注意点やポイントをすべてご紹介します。

目次

信用情報の異動を削除したいけど、弁護士に依頼すればすべて解決するの?

信用情報を削除したいけど、弁護士に依頼すればすべて解決する?

「信用情報の異動を削除したいけど、弁護士に依頼すればすぐに削除してくれるのかな?」という問合せをよくいただきます。実際にどこの弁護士事務所でも、信用情報の異動削除依頼は請け負っています。しかし、「どんな場合でも削除できる」というわけではありません。もし自分がそもそも論として信用情報の削除対象になっていないのであれば、弁護士に相談しても意味がありませんし、カードやローン審査が通らない理由は別のところにあるはずです。また、自身で何の調査もしないで弁護士に依頼すると、弁護士によっては初回相談料+信用調査の実費費用をとられてお終い、ということにもなりかねません。

そのため、弁護士に依頼する前には、「自分が信用情報の削除に該当するかどうか」を確認するといいでしょう。

信用情報の異動の削除依頼を弁護士にするべき人

信用情報の削除依頼を弁護士にするべき人

信用情報の削除依頼を弁護士に依頼するべき人は下記となります。まずは自分が該当するかどうか確認してみるといいでしょう。

  • 10年間起訴されていない
  • カードの支払いを怠ってから5年以上経っている
  • 自己破産してから5年以上経っている
  • クレジットカードがなぜか作れないが、まったく身に覚えがない
  • なぜか住宅ローンが通らない。不動産担当者から「異動になっている」と言われた
  • 昔消費者金融を利用していたが、すでに完済しているにも関わらずカードが作れない、ローンが通らない

上記のような場合は、信用情報の削除依頼を弁護士にすることによって、クレジットカードが作れるようになったり、住宅ローンの審査に通ることがあります。

クレジットカードが作れない原因は信用情報の「異動」が原因

クレジットカードが作れない原因は信用情報の「異動」が原因

クレジットカードが作れなかったり、ローンを組むことができない、消費者金融からお金を借りることができない場合は、自分の信用情報が「異動」となっている可能性が高いです。住宅ローンは条件によっては異動でもローンを組むことができる可能性がありますが、基本的にクレジットカードを作ることはまずできません。

信用情報とは自分のクレジットカードの支払い履歴が載っている紙で、CICのような信用情報機関に問い合わせることによって確認することができます(WEB上で申し込み、後日郵送で送られてくる)。

この信用情報に「異動」とあると、いわゆる「ブラックリストに自分が入っている」ことを意味しますので、何とかしなければなりません。「でも消費者金融から借りたお金は全部返しているはずだよ」、「確かに昔リボ払いをして、支払いが追い付かなくて半年くらい支払いが遅くなったけど……」という人は今一度確認が必要です。3か月以上カードの支払いが遅れてしまった場合、信用情報では、「異動」となります。

最近の若者でよくありがちな信用情報に異動がつく例

最近の若者の間で、身に覚えのない信用情報の異動の例が多くあるようですが、これらのほとんどの原因は「スマホ代」です。スマホの通信料は信用情報には含まれないのですが、通信料と一緒にスマホ本体端末の分割払い分が含まれている場合がありますよね。こちらを3か月以上延滞してしまうと、信用情報に異動がついてしまいます。

これがクレジットカードが作れない直接の原因となります。上記例であれば数か月から1年程度で異動が消えることもあるのですが、通常、消費者金融に借りたお金の延滞やカードの延滞の場合は、この異動を消すために、完済後5年が経たないと削除対象になりません。

信用情報側のミスで異動となることもある

弁護士はなぜ信用情報の削除ができる?

信用情報の異動は、上述した項目に該当する場合は削除を要請することができます。最後の支払いから5年が過ぎた場合も、自動的に信用情報から異動が削除されるわけではなく、こちら側が「時効援用」という主張を信用情報機関に主張しなければなりません。それには弁護士の力が必要となるわけです。

また、それ以外でも信用情報機関側のミスがある場合はすぐに削除してくれます。例としては下記が考えられます。

  1. 同姓同名で間違って異動が登録されている
  2. 信用情報機関の修正ミスで、5年経っても異動を消し忘れている
  3. クレジットカード被害(スキミングや盗難後に勝手に使われた)を放置していた場合

上記の内クレジットカード被害は、所有者が被害に遭ったあとにしっかりとカード会社に連絡していれば止められることですが、スキミングだと自分が被害に遭っているかも分かりませんし、カード会社から連絡がなかったり、通知に気づかなかったら、3か月過ぎてしまい、信用情報が「異動」となってしまいます。

そんなときは弁護士に依頼することによって、自分に代わって信用情報機関に連絡をとってもらい、異動の削除依頼をしてもらうことができます。また、金利18~20%以上の利息は利息制限法によって禁止されているので、これ以上の金利を5年以上払っている場合は、元本を完済していることになりますので、こちらも信用情報の削除依頼を出すことができます。

元本を完済してるはずなのに、信用情報の異動が削除できない!この理由は?

元本を完済しており、さらに5年の年月が経っていれば、信用情報の異動削除は可能となります。もし、それでも異動が削除されていないのであれば、それは元本がまだ返しきれていないということになります。借金が残っているということなので、残す手段は任意整理と言うことになりますので、弁護士とよく相談をされるのがいいでしょう。

信用情報の「異動削除」は具体的には少し誤解がある

信用情報の「異動削除」は具体的には少し誤解がある

信用情報の異動削除を弁護士に依頼する場合、多くの法律サイトや弁護士HPは「異動削除」や「信用情報の回復」としています。嘘ではないのですが、厳密に言うと「時効を主張」することに意義があります。信用調査機関によっては、時効援用をしても異動が削除にはならず、ステータスを変更という形となり、過去の異動履歴が表示されることもあります。

こればかりは削除することはできませんので、あとはクレジットカードを少額ずつ使い、必ず返済する、と言ったことを繰り返して完済している実績を作るのが望ましいです。これが信用情報の回復にも繋がります。

信用情報の異動の疑いがある場合は1日でも早い調査&依頼を

信用情報の異動の疑いがある場合は1日でも早い調査&依頼を

信用情報の異動削除依頼で最も多いのはクレジットカードの滞納で、5年が時効となりますが、例えば信用金庫からの借り入れを滞納した場合は、時効期間が10年となります。また、訴訟問題に発展したり、支払督促申立書が裁判所から届いてしまった場合は、債権者と交渉をする必要がありますし、法的に返済が認められてから10年経たないと時効援用ができなくなってしまいます。

そのため、債権者に訴訟を起こされる前に完済、もしくは返済プランを交渉する必要があります。弁護士に依頼すれば、交渉の代行もしてくれますが、まずはそうならないために、自分の借金を把握するのが重要です。

時効が過ぎても信用情報を削除していないと将来に関わる大問題に発展

時効が過ぎても信用情報を削除していないと将来に関わる大問題に発展

信用情報に一度異動がついてしまいブラックリストに載ると、時効を過ぎても自分から異動削除の申告をしなければ、いつまで経っても信用情報は綺麗になりません。

では、信用情報の異動を削除していないと、どのような問題が起きるのでしょうか。実は自分の生活や将来設計に関わる大きなトラブルへと発展してしまうのです。

信用情報の異動削除をしていないと、結婚もできないかも

日本人の多くは結婚を機に新居を構えますね。それ以外にも車など高価な電化製品もまとめてローンや分割払いで購入することでしょう。しかし、信用情報の異動削除の申告をしていないと、仮に返済してから5年以上経っていたとしても、一向にローンは組めないですし、分割払いもできません。もちろん、その場で気づいて信用情報の削除申請をすればいいのですが、期間は2~6か月、最長で1年かかることもあります。「ローン組めるようになるのは半年後だから、結婚は来年だな」なんてことをパートナーに果たして言えるでしょうか。

スマホが壊れても買い替えることができない日々が続くかも

上記ではスマホ端末(本体)の分割払いの支払いも遅延してしまうと、信用情報に傷がつくことをご説明しましたね。これは言い換えれば、信用情報が異動となっているうちは、スマホ本体の分割払いでの購入ができなくなることを意味しています。

近年はスマホのハイスペック化に伴い、本体の価格も驚くほど上昇しています。iPhoneやXperiaといった高機能スマホになると、10万円ほどかかることも珍しくなくなっていますね。信用情報の異動削除を訴えない限りは、仮にスマホが壊れても買い替えることは難しくなります(一括払いで購入するのは可)。

「5年以下でも信用情報を即削除!」を謳うサイトは詐欺!

「5年以下でも信用情報を即削除!」を謳うサイトは詐欺!

信用情報の異動削除のサービスを提供しているサイトの中には、借入の返済期間が削除対象の規定年数未満であっても削除できる旨をアピールしているところもありますね。そういったサイトでは、「信用情報機関と深い繋がりがあるから削除できる」、「法律の穴を縫って、すぐにでも信用情報の異動を削除できる」などと謳っているところも見受けられます。

しかし、これは出鱈目といっていいでしょう。規定年数を超えていないうちは、信用情報の異動削除はあり得ません。こういったサイトに信用情報の異動削除の依頼をしてしまうと、どうなるのでしょうか。

信用情報の異動削除依頼をしたけど、まさかの3年待ち

信用情報の異動削除をとある業者に依頼。「即削除」の文言に惹かれ、また提携している弁護士が対応してくれるとあってすっかりと信頼して依頼しました。そして、CIC含む信用情報機関3社に対して信用情報の異動削除依頼をして、合計30万円を前金で振り込みました。しかし、驚くことに返信は「3年経った後信用情報機の異動削除をすることができるので、3年後に対応します」というもの。即削除などの謳い文句があったことを指摘しても、「それは2019年9月30日以前の契約に限ります※JICCのみ」と言葉巧みに回避されました。結局返金もされずに3年待つことに……。

こうした事例は実は少なくなく、多少多めにお金を払ってでもすぐに信用情報の異動削除を願っている切羽詰まった人を相手にした詐欺まがいの案件となります。

信用情報のブラックリストを削除してもローンが組めないときがあるってホント?

信用情報のブラックリストを削除してもローンが組めないときがあるってホント?

信用情報の異動削除を終えたとしても、すぐには住宅ローンや車のローン、新規のクレジットカード作成ができないこともあります。これには以下の原因が考えられます。

  • まだ信用情報期間が削除を終えていない
  • CICの信用情報の削除はされたが、JICCの信用情報は依然としてブラックリストに載っている
  • 販売元が許可を出さない

などが挙げられます。

信用情報はCICとJICC、KSCの3社がありますが、1社でも信用情報に異動が残っていると、ローンを組めないことがあります。

また、仮に信用情報の異動の削除に成功していても、不動産会社やクレジットカード会社、NTTやauといったスマホ販売会社が「まだ信用できないな」、「5年経ったばかりだから、もう少し様子を見よう」と考えて与信を通さないことも普通にあります。

信用情報の異動削除後にするべきこと

そのため、完済から5年が経ったら、まずは1日でも早く信用情報の異動削除をすべての機関で申請し、その後は少額でもかまいませんので、クレジットカード払いを何度もして実績を作ることが大切です。

信用情報の異動の削除は弁護士に!まずは無料相談してみよう

信用情報の削除は弁護士へ依頼

信用情報を削除したい場合は、ここで紹介したように、まずは自分で自分の信用情報を取り寄せて、「異動」になっているかどうか調べてみましょう。もし異動になっていて、なおかつ上述した条件に当てはまる場合は、弁護士に相談して削除依頼をするといいでしょう。

弁護士に依頼すると、消滅時効援用通知書を信用情報調査機関に内容証明として郵送することができますので、信用情報の調査機関は法律によって必ず行動を起こさなければなりません。

ただ、弁護士に依頼しても、削除には2か月以上かかりますので、気が付いたら早めに行動するのがおすすめです。

信用情報の削除を依頼する弁護士を選ぶポイントは

信用情報の削除を依頼する弁護士を選ぶポイントは

信用情報の削除を弁護士に依頼する場合は、まずは弁護士が当該案件(信用情報の回復)を積極的に請け負っているか否かを確認しましょう。最近は弁護士も民間のサービスを取り入れてきて、LP(ランディングページ)を作成しているところもあります。

そういった弁護士は一般個人向けに料金も安く設定していますし、信用情報の回復に向けた知識も十分あります。

弁護士に異動削除依頼をするメリットとは

弁護士に異動削除依頼をするメリットとは

異動の削除、いわゆる時効援用とは、単に信用情報機関に電話で「削除してくれ」と言うわけではありません。まずは自分で信用情報機関から書類を受け取り、さらに借入している金額及び時効期間をすべて洗ってくれます。ほとんどの人は1度の借金の滞納ではなく、数十回と借金をしては返すを繰り返しているので、本当に時効がきているのかも不明です。弁護士に依頼すれば、それらの調査もすべて代行してくれます。

また、よくある質問に「行政書士に依頼した方が安いよね」という声がありますが、行政書士は140万円以下の案件でしか時効援用の代行をすることができません。弁護士は法の専門家となるので、無論上限なしで代行をすることができます。

まだ借入が残っている場合も弁護士は頼りになる!借金の解決を図ってくれる

まだ借入が残っている場合も弁護士は頼りになる!借金の解決を図ってくれる

弁護士に信用情報の異動削除を依頼して、具体的に自分の信用情報記録を調べてもらうと、実は元金+法定利息を現在も払いきれていないことが分かった、なんてこともあります。そんなときは、依頼した弁護士に任意整理をしてもらう手もあります。

もし、借入を返済していないことに気が付かず、利息が膨らみ続けて「自己破産」をすることになったら、次にローンを組むことができるのは、およろ7年後となります。さらに借入元から裁判でも起こされた場合は、10年経過しないと信用情報は綺麗になりません。

信用情報の回復及に強い弁護士は「みやび」

弁護士法人みやびは、信用情報の異動削除、及び信用情報の回復、時効援用を求める方の強い味方です。一般の人が連絡をする際の敷居を低くするため、LINEやメールの問い合わせ、相談、見積もりがすべて無料!が最大の特徴。料金も低価格ですし、なによりも親身になって信用情報の回復の一助になってくれます。まずはご連絡してみてください。

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