自動車ディーラー＆整備士を辞めたい人が急増。いまから実行するべきこと

自動車ディーラーや自動車整備士は想像以上に過酷な職種と言われています。上司からのパワハラや36協定を越えた超過勤務。心身ともにぼろぼろです。そこで、今回は自動車関連のディーラーと整備士で働く人の中で、「いますぐに辞めたい！」方に向けて、いますぐ実行に移すべきことをご案内します。

自動車ディーラーをいますぐ辞めるべき職場環境とは？

自動車ディーラーで働いている人の中には、「いまの仕事を辞めたいけれど、本当に辞めるべきか迷っている」という人もいます。そこで、ここではいますぐ辞めるべき職場環境を下記にご紹介します。

先輩上司からパワハラを受けている

自動車ディーラーの事務所の先輩上司からパワハラやモラハラ、いじめといった類の仕打ちを受けている場合は、辞めたいときにすぐに退職するべきと言えます。

先輩上司はいまの職場環境が充実しているため、彼らが自ら退職するとは考えられません。自動車ディーラーは数年に一度近場に異動があることも多いですが、心身をすり減らしながら辞令を待ち続けるわけにもいきません。

残業が多く土日祝が休みではないことに不満を持っている

自動車ディーラーは常に数十人の顧客を有しており、平時は客先周りをしている一方で、窓口業務や雑務も仕事ボリュームは多めです。そのため、毎日残業続きはもちろん、帰りも夜21時22時になることもざらにあります。

さらに、自動車ディーラーという職場柄土日祝は出勤となるので、子供を持っている既婚者は、なかなか家族サービスができないのも本音です。

上記はいずれも自動車ディーラーで働いている限り、問題解決は困難となります。後者に関しては本社勤務になれば土日休みにはなりますが、給料が低くなる傾向にあります。そのため、上記理由に自動車ディーラーを辞めたいと考えている場合は、迷っていても仕方ありませんので、いますぐに退職するといいでしょう。

ノルマを達成できないと職場に居づらい

こちらも自動車ディーラーのあるあるの1つ。月間の目標をクリアできないと上司から理詰めにあったり、意味もなく残業させられて職場に居づらくなります。

支店によってノルマ達成の難易度は大きく変わりますが、繁忙期以外は車検の更新や流れの客を相手にして稼ぐしかないので、上客をたくさん持っている先輩上司と比較すると、自分は達成できない月が何か月も続くのも普通です。

自動車ディーラーの職場の人間関係は修復不可能

自動車ディーラーの支店勤務の場合は職場に気が合わない人がいたり、セクハラ・パワハラをする先輩上司が要る場合は致命的となります。自分で出す異動願いが受理されることもありませんし、本社も関与はしてくれなく、相談できる人がいません。

自動車ディーラーの支店は非常に狭い職場と限られた人員となるので、人間関係が悪い場合は解決が困難となり、自分が退職して退く以外打つ手がないことがほとんどです。

自動車ディーラーを辞めたい場合はまずは転職エージェントに相談しよう

自動車ディーラーを辞めたいと思って転職活動をしている人は、案外正解かもしれません。例え毎月の目標をクリアできたとしても、ディーラーである限り支店の中で昇格するのは難しいですし、仮に本社異動となったら休日は増えますが、その分給料が減ります。

そのため、自動車ディーラーを辞めたいと考え始めたら、なるべく早めに転職活動をして新しい職場のあたりをつけておくのがいいでしょう。営業ディーラーであれば客先に行く途中に面接など転職活動することも可能なはずです。

ディーラー整備士を辞めたい理由は？

一方で自動車のディーラー整備士で働く人も、辞めたいと感じている方が多くいるようです。一般の整備士と比較すると給料は高めですが、その分残業も多く、またミスをすると先輩上司によっては暴力や暴言といったパワハラを受けることもよくあります。

また、収入面も民間整備士と比べてマシというだけで、一般のサラリーマンと比較すると低めとなります。その上土日休みもないため、カーディーラと同様にプライベートの充実が難しい側面があります。

自動車整備士を辞めたい人の給料事情

自動車整備士の中でもディーラー整備士は給料は比較的高めとなります。ただし、その分拘束時間が長く、時給換算すると事務職以下となりますし、派遣や期間工の方が断然給料は高く、不満となる要因です。

また、オイルが身体に染みついて家族や恋人から敬遠される、というのも小さくない悩みとなります。自動車を弄るのが本当に好きな人でもリコールを受けたときや繁忙期は休日返上は当たり前ですし、上司から頭ごなしに叱咤を受けることで、「もう限界。いますぐ辞めたい」と強く思うようになります。

自動車整備士の転職先。おすすめ業種・業界・職種

自動車整備士の人気の転職先は「カーショップ」、「営業職」、「アジャスター」、「中古車査定士」などです。整備関連はもう辞めたいという人でも、車に携わりたいと考える場合は、カーショップやカーディーラーは採用率が高く、アジャスターや中古車査定士は多少狭き門ですが、資格の取得もそれほど難しく感じることはないでしょう。

ただし、平均年収はいずれも400万円前後となるので、自動車整備士やディーラー整備士と比べると安くなるケースが多いようです。「とりあえず今の職場をすぐに辞めたい」という人はすぐに転職するのではなく、失業保険を受給しながらゆっくりと転職活動するのもおすすめです。

自動車整備士の資格と技術は一生使える

自動車整備士は2級か1級を保有している人がほとんどですが、いずれも現場で培った技術と取得した資格は生涯使うことができるので、まずは整備士を引退して別の業界で働き、また車が恋しくなったら期間工や派遣などで自動車整備士として働くこともできます。

また、日本の自動車メーカーは世界に工場を持っています。ベトナムやタイといった東南アジアでは日本人技術者が重宝されるので、第二の人生は海外で贅沢な暮らしを実現することもできるでしょう。

自動車ディーラー＆整備士を辞めたい場合に明日から実行すること

自動車ディーラーや整備士を辞めたい場合は、通常の流れであれば、社内規則に則して退職届を出すことになります。しかし、ディーラー＆整備士の中には「いますぐに辞めたい」、「明日出勤するのも苦痛」と悩んでいる人もいます。

そこで、明日にでも出社したくない、と言う人がどのような行動に移すべきかをご案内します。

会社の社内規則は無視しても大丈夫？トラブルにならない？

会社の社内規則の退職の手順を確認してみると、「退職届は退職日の3か月前に提出」、「上司と人事の判子を貰う」といった条件がルール化されていますが、法律上では上司や人事といった然るべき担当者に退職の旨を伝えるだけで、2週間後に労働契約を解除することができます。

法律は社内規則の上位に位置するため、法律をかざして退職する場合は、社内規則を無視することができます。

退職代行に依頼するのも1つの手段として有効

退職代行とは、依頼者に代わって退職の手続きを請け負ってくれる代行業者となります。退職代行業者には一般の民間業者と弁護士があり、弁護士であれば残業代・退職金、パワハラの慰謝料といった各種請求も代行してくれます。民間と弁護士ではサービスの流れはまったく変わりありませんし、料金も2万円前後しか変わらないので、できれば弁護士に依頼した方が確実となります。